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地域教育研究センターは志ある地域が元気になるお手伝いをしています
「何であと10年早う来てくれんかった?」中山間地域でよく聞く言葉です。「いまさら、もういかんちや」が続きます。
本当に、もういかんのでしょうか?学生たちと集落を歩くと、道の両側に「宝物」がたくさんあるのに気づきます。すごい「モノ」であったり、「コト」であったり…。何でも自分たちでやってしまう、すごい「ヒト」にも出会います。発見するたびに、「まだまだなんとかなるのではないか」と希望を語る私たちです。よそ者にしかわからない価値が、地域には沈潜しています。
そういう価値を地域のみなさまと共有し、大学の持つ資源(リソース)とマッチングさせながら教育プログラムに組み込み、あるいは研究して、地域が元気になるお手伝いをするのが、地域教育研究センターです。
人はチカラです。地域のチカラ、大学のチカラ、行政のチカラ、企業のチカラ、マスコミのチカラ…、集まれば集まるほどチカラは大きくなります。チカラを集めるのは、志です。集まらずに落ちる「集落」から、集まって楽しい「集楽」へ。地域教育研究センターは、地域のみなさまと共に、地域の大きなチカラになることを目指します。
「地域×大学=域学」。たし算ではなく、かけ算です。
地域教育研究センター長 清原 泰治