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~卒業生の声~

ページID:0009516 更新日:2021年1月4日更新 印刷ページ表示

福祉と留学と転職      木村 瑠花さん

2016年度 エルムズカレッジ短期研修
2019年5月25日~5月30日 慶南科学技術大學短期研修
2019年度 文藻外語大学へ1年間留学

 

 私は大学時代に社会福祉学部で福祉の勉強をしつつ、アメリカのエルムズカレッジや韓国の慶南科学技術大學への短期研修、台湾の文藻外語大学で1年間の交換留学を経験しました。

 大学を卒業後は児童福祉の仕事に就職しました。福祉と留学は関係がないように感じていましたが、支援をしていくなかで留学を経験したからこそ子供たちの気持ちが分かる場面もありました。毎日楽しく仕事をしていましが、いつか外国語を使ったり、海外の方と関わる仕事をしてみたいという思いもあり、仕事終わりに中国語や英語の語学学習に励んできました。そのかいもあり、中国語のHSK漢語水平考試については、受験後に運営側から声がかかり、現在はHSK試験の監督官を務めています。そして高知県立大学卒業から2年近く経ち、空港を勤務地とする仕事への転職が決まりました。その空港は、留学中に何度も利用していたので、その場所で働くことになりとても嬉しいです。

 コロナ禍でも留学ができたことに感謝し、今までの経験を役立てるために活動を続けていきたいです。

エルムズ短期研修 エルムズカレッジ短期研修

慶南科学 慶南科学技術大學短期研修

文藻外語大学 文藻外語大学 交換留学

Experience is the Best Teacher     喜屋武 ひかる さん

2018(平成30)年度 Elms College へ半年間留学

 

 約半年間(2018年9月~)のエルムズカレッジでの経験と学びは、今までの自分を大きく変える転機になりました。英語をツールとしてたくさんの友達や先生と交流し、高知では知り得なかった環境に身を置くことが出来ました。「多様」な国籍や宗教による慣習、生活様式、異なるジェスチャー表現など、時にはそれが理由で友達と衝突したこともありました。日本では何気なく使用する言葉やしぐさがアメリカでは差別や侮辱に値することもあります。しかしながらその逆のこともあったりと困惑することも多々ありましたが、互いを理解するきっかけにもなりました。自分自身が実際に行かないとわからないことがたくさんあり、留学することの素晴らしさを感じました。 卒業後は、沖縄県で英語教員として働いています。仕事では、大学での学びだけではなく、留学先での学びが大変役立っています。具体的には、教材作りのための素材集めや教科書にはない生きた英語表現を活かせることです。卒業した今でもアメリカの友達と連絡を取り合っており、色々と協力してもらっています。教師としての責務を果たすため、高知県立大学やエルムズカレッジでの学びを最大限に活かしたいと思っています。

 

 

喜屋武エルムズ写真2  喜屋武エルムズ3

喜屋武エルムズ4

 

 

 

台湾への留学で得た学びと経験を活かして     佐野 聖奈さん

 2016(平成28)年度 文藻外語大學へ1年間留学

 

 私は、第2外国語で中国語を勉強している時、「中国語が話せたら自分の世界はもっと広がるのではないか」と思い、台湾、文藻外語大學に留学することを決意しました。10か月という短い留学生活でしたが、留学中の経験は私にとって非常に有意義なものでした。留学した当初は中国語が全く話せず、授業の内容を理解することも、寮のルームメイトとコミュニケーションを取ることも、レストランで料理を注文することさえ難しく、本当に苦労しました。しかし、困っているとすぐに助けてくれる人が私の周りにはたくさんいました。文藻外語大學の先生や、同時期に世界各国から留学してきている友達、必死になってコミュニケーションを取ろうとしてくれるルームメイト、言語チューターをしてくれる友達など、留学しなければ出会わなかった方たちです。彼らとのコミュニケーションを通じて、語学力の向上はもちろんのこと、文化や宗教の違い、人の多様性など、高知で暮らしていると考えもしなかったことに直面し、その都度考えさせられました。しかしこのような貴重な留学経験で培った学びがあるからこそ、今の私があると感じています。現在、私は高知市役所地域防災推進課に勤務しています。地域では、中国や台湾出身の方も暮らしているため、留学で習得した語学や経験などを活かして高知市のハザードマップや自助・共助で取り組める防災活動についてお伝えしています。今後、様々な部署に異動することもありますが、学生時代の留学経験を励みに仕事をしていきたいと思います。

 

佐野文藻外語大學写真1    佐野文藻外語大學写真2

佐野文藻外語大學写真3

多様性の中に身を置く喜び  光井 綾さん

 約10ヶ月(2012年9月~)のエルムズ大学での経験と学びは、今日の私を形成しているといえます。多様な人々との出会いは、人間としての幅を広げてくれました。「多様」と一言で言っても、出身地の違いだけではなく、例えば、彼らにはそれぞれ信仰する宗教が生活に根付いているということ、様々な性的指向があること、菜食主義やハラルなど食に対する指向や戒律があること、自身のルーツである地域の文化も継承していることなど、当時高知でぼーっと生活していた頃には考えもしなかったような事柄を友人らと共有し、時に困惑しながら認め合うことができました。これらの経験は、長期で留学をさせて頂いた醍醐味の一つだと感じます。

 卒業後は、高知県国際交流協会の職員として働いており、高知県と交流協定を結んでいる国や地域からの訪問団の受け入れや派遣に関する交流事業にも携わっています。その中で今後も、母校の学生や教職員の皆さまと関わる機会があると思うと嬉しいです。まだ私のできることは微力ですが、母校での学びを最大限に生かし、今後へと繋げていきたいと思っています。

 

卒業生1

 

よくエルムズ大学の校庭で課題をしていた。
春のぽかぽか陽気はこのうえない幸せ!

 

 

 

 

卒業生2

 

 

2013年オバマ大統領就任式典へ@ワシントンD.C.
歴史的瞬間を目の当たりに!

 

 

 

 

 

 

 

 

北京の思い出  山口 紗織さん

「百聞は一見に如かず」

 1回生の時、中国語の恩師であった前田先生から頂いたこの言葉がきっかけで北京留学を決意しました。もちろん、中国語を勉強することが留学の一番の目的でしたが、その後の人生につながる貴重な体験も得ることができました。

 10か月間という短い期間の中で、本当にたくさんの人々に出会いました。世界中から集まった学生たちはもちろんのこと、北京に行っていなければ会うことのなかった先生方、学食の親切なおじさんおばさんたち、寮でお世話になったアイさん。彼らとの交流を通じて、文化や宗教の違い、人の多様性、そして自分が日本人だということを再確認しました。また、世界中から集まった仲間の中で、私にしかできないこと、役割は何だろう。と自分自身と真剣に向き合ったことは、仕事に対する姿勢に繋がっています。冬休みを使用して、中国国内を1ヵ月半かけて旅行したことも忘れられない思い出です。世界はとても広く、勇気があれば、こんなにも美しい風景を見ることができるのだ、と感激したのを今でもはっきりと覚えています。

 大げさに聞こえるかもしれませんが、北京留学で得た経験があったからこそ、今の私があります。大学卒業と同時に、北京での就職が決まり、それから約4年間を過ごし、現在はシンガポールで暮らしています。北京での経験が、いろんな面で私を成長させてくれています。

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