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高知県立大学健康長寿センター          OFFICE HOUR          ​1  

【New】修了者の声 

ページID:0009032 更新日:2018年1月22日更新 印刷ページ表示

平成29年度後期修了者≪全域枠≫:JA高知病院  斎藤  真由美さん NEW

 斎藤真由美さん写真助産師として病院に勤務し、10年になります。現在、母子を取り巻く環境は大きく変化し、多様なニーズに対応が求められています。退院して地域に帰って行く母親に対し、切れ目のない看護支援をどう展開していくか、病院内だけの活動で母子への支援が行き届くのか、自分の中で疑問であり、課題でした。そんな時、本研修の参加を勧められ、病院と地域が連携していく際、アドバンス助産師としてどのように地域で活動していくか、訪問看護の基本を勉強したいと思い、研修に参加しました。

 研修は、自分の領域とはかけ離れた学習が多かったですが、看護の基本に返るきっかけになるとともに、限られた環境の中で、患者さんの希望を取り入れながら看護を展開する訪問看護ならではの思考を学ぶことができました。それと同時に、新たな仲間と知り合うことができ、グループワークで意見交換をする事で、自分の看護観を大きく成長させる機会となりました。

 今後の活動として、母親が自宅で安心して子育てができるよう、自宅訪問活動につなげていきたいという新たな目標を持つことができました。研修中に支えてくださった関連部署の皆様、諸先生方、学生食堂の方、研修仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

平成29年度後期修了者≪全域枠≫:訪問看護ステーションあたご  森田  日和さん NEW

森田日和さん写真 病院で9年間勤務させていただいた後、学生時代からの目標であった訪問看護師の道に進みました。今は毎日、看護師としてのやりがいを感じ、利用者さんの笑顔に力をいただきながら働いています。そんな中、やはり病院とは違い、今まで通りの看護ではうまくいかないことも多く、悩みが出てきた時期に、この研修に参加させていただきました。

 研修では、忘れていた基礎看護の知識や、日々の訪問看護の場面ですぐに役立つ知識、演習をメインとした技術の修得ができ、悩みや戸惑いの解消につながりました。また、研修を通して利用者さんの立場、気持ちになって考え、常に利用者さんにとっての最善とは何かを考える機会になりました。

 また、先生方や受講者の皆さんと出会い、日々関わっていく中で、「看護師として悩んでいるのは私だけではない。ひとりじゃないんだ、助けてくれる人がいるんだ」と、とても安心感をいただくことができました。この出会いが、訪問看護師を続けていく中での私の宝物となりました。

平成29年度後期修了者≪全域枠≫:訪問看護ステーションPOSTNs  日野  裕子さん NEW

 日野裕子さん写真これまで病院勤務と訪問看護の経験はありましたが、新たな職位に就くにあたり、訪問看護の基礎と役割・機能・重要性を学びたいと思い、この研修に参加させていただきました。

 研修では、地域包括ケアシステムの施策に訪問看護の役割・機能が十分に発揮できるか、また、病院環境と在宅医療の違いに順応し、現場に直結した具体的な支援の方向性と領域をこえた連携がシームレスに行えるか等、新たな問題提起をいただきました。今後、新たな職位での看護となりますが、訪問看護師として療養者とその家族のものがたりを大切に、在宅における日常生活を重視し、知恵を活かし、ものがたりの共有ができる看護に努め、自分の役割としてできる「人と地域をつなぐ」社会貢献活動にも活かしていきたいと考えています。

 研修を通して、素敵な講師との出会いがあり、意欲と情熱とバイタリティを持った魅力ある同志と出会えたことに感謝しています。

平成29年度前期修了者≪全域枠≫:国民健康保険仁淀病院 下元 智香さん

 下元智香さん以前から訪問看護には興味があったものの、病院勤務の経験しかない私は、一歩が踏み出せずにいました。そんな時に本研修を知り、迷わず志願しました。

 講義では、様々な専門分野の先生からの貴重な話を聞くことができ、とても良い刺激を受けた3ヶ月間でした。またグループワークや演習、ロールプレイでは、実際に在宅看護に従事している受講生の方から話を聞くことができ、同じ看護師でありながらも、全く視点の違う所に驚きの日々でした。講義の中で、専任教員の先生がおっしゃった『命が最優先ではない。その人らしさが重要。』という言葉に、在宅で看取るということの意味を学んだ気がしました。患者さんはもちろん、ご家族の方にとっても、退院してからの人生の方がずっと長く厳しいのです。それでも住み慣れた家で過ごしたい、過ごさせてあげたいと思う方たちの為に、これからはこの研修で学んだことを活かし、退院後を見据えた看護を提供できればと思います。 

 研修参加をサポートして頂いた職場の皆さん、お世話になった先生方や受講生の皆さん、本当にありがとうございました。

平成29年度前期修了者≪全域枠≫:いずみの病院 坂本 貴子さん

坂本貴子さん 訪問看護師を目指し始めて1年が経過します。その間、病棟で勤務をしながらテキストでの勉強を行いましたが、まるで異世界のことのように全く理解ができませんでした。こんなことでは私は訪問看護師になれない・・・。そんな時、当院での訪問看護開設に向けて、この研修に参加させていただくことになりました。私の徒労に終わった1年間の自己学習の穴埋めをして欲しい!大きな期待を持って研修に臨んだことを覚えています。

 研修では、高知県の現状や行政の取り組み、その人らしさを大事にする看護とは等、各専門分野の先生方から講義を受けると共に、グループワークでは訪問看護の現状を教えていただくこともできました。今では研修での学びを活かせるように「早く訪問看護をしたい」と思えるようになりました。ご指導くださいました先生方、一緒に勉強をしてくれた受講生の皆、本当にお世話になりました。「これからもつながっていくんだよ」と言ってくれた仲間の言葉が心の励みになっています。 

平成29年度前期修了者≪全域枠≫:高知西病院 福永 りかさん

福永りかさん 私は、22年間病棟で勤務し、昨年より訪問看護室へ部署異動となりました。病院と地域、医療保険と介護保険の狭間や兼ね合いに関して混沌とした思いがあり、職場の理解と協力のもと、本研修で学ばせて頂くこととなりました。国をあげて地域包括ケアが推進され、医療が変遷していく中、訪問看護に対する期待は高く、責任の重さを日々感じます。開講にあたり諸先輩方より、「訪問看護は時代のトップランナー、将来のロールモデル、理論と実践、個別性と普遍性の統合、ネットワーク作りや多様性を楽しんで下さい、混乱は新生への通り道です」とのエールを頂きました。 

 研修では、我々全域枠8名、中山間枠1名、新卒枠6名、合計15名で、共に24回の講義(グループワーク・演習)を受けさせて頂きました。講師の方々は、非常に熱く優しく、最新の動向や内容を織り交ぜながら御指導下さりました。事例検討ではたくさんの模擬症例を提示して頂き、講師の方々の経験の豊かさを感じました。職歴や年齢の違いを超えて、お互いの持つ経験・感性を共有しあうグループワークでは、新鮮さや意外性など感慨深い発見が得られ、また先生方のファシリテーションにより段階的な思考を行うことができました。演習では、豊かな教材(物品・機器・シミュレーター)、臨場感あふれるシナリオと演出で手厚く御指導頂き、講義内容が心に強くインプットされました。

 この研修で学ばせて頂いたことにより、利用者の地域での暮らしに寄り添い、お役に立っていくという自分の立ち位置が、ぶれないものとして明確になったように感じます。とにかく、家での生活を支えるんだ、という精神を講師の方々から学ぶことができました。この貴重な学びを私の中にだけ留めるのではなく、周囲への波及に努めていきながら、日々の訪問看護を行っていきたいと思っています。本研修で知り合えた先生方や仲間との出会いに感謝しつつ、地域での交流を今後も続けていけることを楽しみにしています。

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