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県民の生涯学習活動を支援するために、文化学部は毎年、複数の公開講座を開講してきました。文学、文化人類学、民俗学、言語学、法学、文化政策学、女性学、音楽、スポーツ科学など、多様な研究分野の教員を有する文化学部らしい、多彩なテーマが並んでおり、県民には好評でした。
しかし、わずか1時間半から2時間の、1回だけの講義では、伝える内容は限られてしまいます。
「公開講座では十分に伝えられない」
教員たちの間に、そんな思いがありました。
いくつかの大学で、通常の授業を県民に開放しているということを聞きました。文化学部は専任教員が担当する講義をすべて、高知県民に受講料無料で開放することにしました。県立大学だからこそ、できることです。
平成15年10月、県民開放授業は始まりました。半期の授業すべてに出席すること、学生の学習活動の妨げとなる行為をしないことなどを主な約束事として、県民が学生と机を並べて学習しています。
学生たちの反応はさまざまです。当初は、「どうして学生じゃない人が教室にいるんですか」「不規則発言でじゃまをする人がいる」などという声がありました。一方で、「県民のみなさんの学ぶ姿勢はすばらしい。見習いたい」「社会人のものの見方は違う。参考になる」という感想もありました。
戸惑いと誤解、賞賛と感動が交錯したスタートから年月が過ぎ、学生と県民が同じ教室で勉強する光景は、あまり違和感がなくなってきています。 |
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