インテンシブコース

平成26年 第2回がん高度実践看護師WG講演会

テーマ がん患者の治療・療養・生活過程を支える高度な看護実践の展開
~緩和ケアと高度な看護実践~
講演者・内容 ■奥野 梨沙 氏
 鳥取大学医学部附属病院 がん看護専門看護師 
 「症状マネジメントモデルと呼吸困難への対応」
■坂出 由美子 氏
 岡山大学病院 がん看護専門看護師
 「倦怠感、食欲不振への対応とセルフケア支援」
■門田 麻里 氏
 大阪府立成人病センター がん看護専門看護師
 「精神症状のアセスメントと症状緩和」
日時 2014年12月20日(土)13:00~17:00
場所 岡山コンベンションセンター 3階コンベンションホール
参加者 444名
平成24年度からスタートしたがん高度実践看護師WG講演会では、ケアとキュアの融合を根幹に5年間の全体テーマを「がん患者の治療・療養・生活過程を支える高度な看護実践の展開」とし、1年単位でシリーズ化した講演会を年2回企画しています。平成26年度は「緩和ケアと高度な看護実践」をテーマに第1回講演会では、緩和ケアの基本的知識と看護師の役割について講演会を実施し、多くの方々にご参加いただきました。
平成26年度第2回講演会では、緩和ケアにおける代表的な症状への対応とセルフケア支援について、3人のがん看護専門看護師の方を講師としてお招きしました。
  • 中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム代表 谷本先生の挨拶
  • 【中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム代表 谷本先生の挨拶】
  • 総合司会の宮下先生(広島大学)
  • 【総合司会の宮下先生(広島大学)】
  • 主催者:藤田先生(高知県立大学)の挨拶
  • 【主催者:藤田先生(高知県立大学)の挨拶】
  • 司会の藤田先生・齊田先生(山口大学)
  • 【司会の藤田先生・齊田先生(山口大学)】
奥野OCNSには、がん患者が体験する症状と症状マネジメントモデルの考え方について、お話しいただきました。がん患者がどのように症状を体験しているのか、という視点を持つことの重要性を再認識しました。また、呼吸困難のメカニズム、アセスメントの視点とケアについて、事例を通して具体的に学ぶことができました。
坂出OCNSには、がん患者にみられる倦怠感と食欲不振について、お話しいただきました。身体的要因だけではなく、精神的要因や治療的要因、社会的要因が関係する症状の特徴やアセスメントのポイント、有効な尺度、セルフケア支援など学び、事例を通して理解を深めることができました。
門田OCNSには、精神症状として不安、抑うつ、せん妄について、お話しいただきました。各症状の定義、危険因子や要因など基本的知識、そして薬物療法、家族への対応を含めた支援の実際について、事例を通して学ぶことができました。
豊かな実践をされている3名のOCNSの講演を通して、緩和ケアという視点からがん患者さんの治療・療養・生活過程を支えていくうえでの看護の役割を再認識し、明日から活用できる知識として理解を深めることができました。
  • 講師:奥野 梨沙OCNS
  • 【講師:奥野 梨沙OCNS】
  • 講師:坂出 由美子 OCNS
  • 【講師:坂出 由美子 OCNS】
  • 講師:門田 麻里OCNS
  • 【講師:門田 麻里OCNS】
  • 質疑応答の様子
  • 【質疑応答の様子】
  • 会場の様子
  • 【会場の様子】
  • 会場の様子
  • 【会場の様子】
冷たい雨が降る日でしたが、中四国全域から444名もの方にご参加いただき、熱気の感じられる会となりました。今回も看護職の皆様の熱意と高度な看護実践への関心の高さを実感することができました。
次年度は「がんリハビリテーションと高度な看護実践」をテーマとして、7月12日(日)と12月19日(土)に開催を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。
〒781-8515 高知市池2751番地1
高知県立大学大学院看護学研究科
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