その他の取組み

チーム医療合同演習

中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム 第10回チーム医療合同演習

■プログラム
日時:平成30年8月5日(日) 11:00~17:15
場所:アークホテル岡山 牡丹の間
テーマ:AYA世代がん

<特別講演>
演題:「AYA世代がん患者の妊孕性温存のための新展開」
講師:岐阜大学大学院医学系研究科産科婦人科学教授  森重 健一朗 先生

<ワークショップ>
ワークショップ1:症例:白血病患者の妊孕性、生殖機能温存療法
ワークショップⅡ:症例:妊娠・授乳期のAYA世代乳がん患者の治療

参加した大学院生の学び

 各大学から42名のがんプロ大学院生(医師28名、看護師8名、薬剤師1名、放射線技師5名)とファシリテーター14名が参加しました。高知県立大学大学院からは、2回生の淺野真由さん、藤田歩さん、1回生の竹内奈々恵さん、松山円さん、馬屋原健裕さんが参加しました。
 特別講演では、AYA世代がん患者の妊孕性温存を考える上では、対応可能な施設に限りがあることや、症例数が少ないゆえ医療者の知識や経験が蓄積されにくいという現状が述べられました。そのため、自施設や一診療科だけで抱えるのではなく対応可能な施設や専門家と連携することの必要性と、患者への十分なICの重要性が述べられました。また、岐阜県で実際に行われている連携モデルの紹介もされ、妊孕性温存を望む患者への支援について大変貴重なお話を聴くことができました。
 ワークショップでは多職種グループでディスカッションを行い、それぞれの専門性を活かした具体的な意見が出され、各グループともに積極的な意見交換が行われました。妊孕性の問題についてはチームで関わることが重要となり、看護師には、患者の理解を促し継続的な意思決定支援を行うこと、自身の知識を向上させるとともにいつ誰と協働すべきかを判断できる能力を身につけ、多職種をつなぐ役割が求められることを学ぶことができました。学生は、改めてチーム医療の重要性を考える機会を得るとともに、ディスカッションを通して他大学の学生との交流も深めることができ、和やかで有意義な演習となりました。
  • 参加した皆さん
  • 【参加した皆さん】
  • ワークショップの様子
  • 【ワークショップの様子】
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