がん看護学合同セミナー

平成29年度 がん看護学合同セミナーⅠ「がん患者におけるリンパ浮腫と症状マネージメントの実際」

日時 平成29年12月24日(日)9:00~15:30
場所 徳島大学医学部保健学科棟
講師 今井 芳枝 先生(徳島大学 医歯薬学研究部 ストレス緩和ケア看護学分野)
井沢 知子 先生(京都大学大学院医学系研究科 京都大学医学部附属病院 がん看護専門看護師)
講義 ①診療ガイドラインとEBM、②がん患者におけるリンパ浮腫に対する症状マネージメントの実際
演習 ①弾性着衣・採寸実習、②リンパドレナージおよびバンテージ
③模擬症例による演習とグループワーク・ディスカッション
  • 先生方と受講生の皆さん
  • 【先生方と受講生の皆さん】
  • 講師の井沢先生
  • 【講師の井沢先生】
◆講義・演習を通しての大学院生の学び
・弾性包帯を巻くという一つの実践においても、リンパ浮腫の知識に加え個々の患者のQOLも考えて実施しており、CNSは常に患者を多角的に捉えた関りをしていることを改めて学んだ。
・リンパ浮腫は患者にとって、がんの治療が終わっても生涯リスクや症状と付き合い続けることになるため、患者が自分の体の変化に気づき、主体的に症状に対処できるような力を高めていく援助がCNSには必要であることを学んだ。
・症状マネージメントを行うには、患者の症状の捉え方や日常生活への影響、患者自身が考える症状マネージメントの目標を具体的に把握したうえで、患者に合わせたセルフケア指導の方法を考えていくことがCNSの役割であることが分かった。
・実際に弾性着衣の採寸から帰着を行ったが予想以上に難しく、患者は浮腫や化学療法による末梢神経障害などの症状がある中で、自分で必要な手技を獲得し継続して行っていくことは容易ではないと感じた。そのため、患者の状況をアセスメントし、個々に応じた説明や手技獲得のための指導を行っていく必要があることを学んだ。
  • 演習の様子:弾性着衣の着用
  • 【演習の様子:弾性着衣の着用】
  • 演習の様子:弾性包帯の巻き方
  • 【演習の様子:弾性包帯の巻き方】
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