第55回高知県家庭科教育連合会研究大会に参加

12月3日(土)、本学永国寺キャンパスにて、第55回高知県家庭科教育連合会研究大会が開催されました。
本大会は、高知県下の小学校、中学校、高校、大学の家庭科教育に携わっている先生方が集まり、日頃取り組まれている授業、研究等についての成果を報告、発表し、意見交換を行う大会です。今年度、本学より健康栄養学部の古川弘子助教が「親子でスリム教室開催から見えてきたこと」と題し、発表しました。発表内容は、古川助教が5年前から取り組んでいる小児肥満や小児2型糖尿病児、肥満傾向児を対象とした介入活動の紹介や、体重が気になる児童とその保護者を対象にした「親子でスリム教室」について、継続参加者においては、肥満度が悪化した児童はおらず、改善、もしくは、ほぼ横ばいを示していたことの成果を発表しました。また、小児肥満の場合、合併症の発症が成人になってからであり、その時には、原因となる生活習慣を改善することが困難な状況となる。よって、小児肥満においては、早期に合併症の予防対策を講じるべきであり、子どもたちの肥満の改善に向けた取り組みには地域や学校における支援が不可欠であると発表しました。

本大会の参加者の中には、スリム教室という言葉を初めて耳にする方や、小児肥満に対する取り組み自体を初めて耳にする方が多く、皆さん興味深く聴かれていました。

 


会場:高知県立大学永国寺キャンパス


古川弘子助教の発表


作品展示会場


作品展示会場

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