防災訓練を行いました !

9月1日(土)の防災の日に本学と高知医療センター、自衛隊と合同で防災訓練が行われました。訓練の目的は、災害発生時に初期の救急医療を行う高知医療センターが、重傷者の受入れや医療対応などの役割を十分に果たせるように、軽傷者や避難者を本学で受け入れ、今後の災害用のマニュアルなどを作成することです。

健康栄養学部の教員や学生ボランティアは、傷病者役としてトリアージ(傷病者の重症度を判定するもの)を受けたり、災害時の食事対応を想定した炊き出しを行いました。メニューは「スープカレー」と「アルファ米」です。アルファ米とは、炊いた米飯を乾燥処理した米のことで、水やお湯を加えるだけで、簡単に炊いたご飯になるものです。今回は給食経営管理実習でも作ったことない280食分ものスープカレーを準備する必要があり、今まで見たことのない野菜の量にあ然としました・・・(苦笑)。

野外で大量調理を行う上で最も気を付けないといけないこと、それは衛生管理です。特に今回の様な真夏の様に暑い時期では、食材の腐敗や食中毒を起こす細菌等が増殖しやすくなっています。細菌等の増殖を抑えるためには、加熱を十分に行わなければなりません。でも、野外では風が吹くためコンロの火力が安定せず十分に加熱ができません。そこで今回は新たにコンロカートという器具を使用しました。コンロカートは周りからの風を防ぐので、火力が安定し、安全に調理をすることができました。

今回の防災訓練で炊き出し作業を行い、野外での調理場所の配置や配膳時の人の流れなど、多くの課題が見つかりました。今後もこのような訓練を続けていきたいと思っています。

 

 大量の野菜のカットに悪戦苦闘中

  野外でスープカレーを調理中
   

野菜たっぷりスープカレー
お湯を加える前のアルファ米
   

大活躍のコンロカート
最後に炊き出しについての反省会

 

 

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