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慢性腎臓病(CKD)についての料理教室を開催しました

 高知医療センター・高知県立大学包括的連携協議会健康栄養連携部会が平成25年度に作成した「慢性腎臓病(CKD)患者さんのための食事療法手引き」をもとに、第4回CKD料理教室を開催しました。

 平成28年8月27日(土)に高知県立大学池キャンパス、本部・健康栄養学部棟1階の調理学実習室にて実施しました。定員30名で募集し、27名のお申し込みを頂きました。当日の参加者は慢性腎臓病の患者さんとそのご家族で、合計22名(男性7名、女性15名)でした。スタッフとして、高知医療センター栄養局職員3名、健康栄養学部教員3名、健康栄養学部3回生8名が参加しました。

 まず、医療センターの管理栄養士が手引きをもとに、慢性腎臓病の食事療法と減塩のポイントについて講義を行い、食事療法の重要性について理解を深めて頂きました。次に、実際に調理する低たんぱく食の「夏の献立」を具体的に紹介しました。

       
            慢性腎臓病の食事療法の説明                 献立の説明

昼食メニュー:ペペロンうどん、コンソメスープ、かぼちゃのサラダ

夕食メニュー:しいらのムニエル、野菜の揚げびたし、オクラのゴマ和え

 ご参加頂いた22名の方々に、班ごとに分かれて頂き、参加者3名~4名に対してスタッフ2名がサポートとして入りました。調理実習中も参加者が疑問に感じることがあればスタッフの管理栄養士や学生に調理しながら質問・相談できる体制を取り、調理しながら学ぶことができる料理教室を実施しました。参加者の中には、ご夫婦や親子で協力しあい調理を行う姿も見られました。各班で昼食、または夕食を調理し、朝食はスタッフで作成し見本として展示しました。

              
           調理の様子「参加者と学生」              調理の様子「参加者と県立大教員」
 
                      調理の様子 「参加者と高知医療センタースタッフ」

 試食会では各グループに分かれ参加者の方と試食しながら、ご家庭の味と比較して頂き、質問やご相談をお受けしました。参加者からは、「とても美味しく、作ってみようと思う料理でした」 「次回も料理教室に参加したい」 「毎年、CKD料理教室を開催して頂きたい」 「出来れば季節ごとに年4回の開催をお願いしたい」などのご感想を頂きました。お帰りの際に、低たんぱく食品や減塩の調味料等のサンプルをお持ち帰り頂きました。アンケートでは、95%の方から慢性腎臓病料理教室が「参考になった」とご解答頂きました。

 
                                試食会の様子

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