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6月3日・4日は、エルムズ大学の留学生と本学のチューター学生らが参加し、恒例の室戸合宿【於:国立室戸青少年自然の家(高知県室戸市)】を実施しました。
多くの高知県民が小学生あるいは中学生の時に訪問したことがある場所の一つであるといえる国立室戸青少年自然の家で過ごすことは、はじめて来日するエルムズ大学の短期研修生たちはもちろん、世話をするチューターたちにとっても、高知の大自然に触れる稀な機会であり、普段の教室での交流を深める貴重なチャンスでもあります。好天に恵まれたなか、ジオパークとその関連施設を訪問し、大海と大地が織りなす景観は、地震もなく海から遠いマサチューセッツ西部から来た留学生たちにとって、迫力満点だったようです。
ガイドの方の日本語を一所懸命訳そうとするチューターたちの説明に頼らなくても、地球が生きていること、日本は地震国であることなど、多くを学ぶことができ、また、しらす丼やサツマイモアイスなど、高知ならではのおいしい食べ物も体験。
自然の家での一泊では、留学生たちは、お風呂や共同生活にかかわる様々なルールに触れ、日本の生活文化を肌で感じ、充実した体験学習になったようです。一方、チューターたちは、留学生の驚きとそれを理解しようとする努力を見て、自らの文化の様々な側面について考えるきっかけとなったのではないでしょうか。
室戸自然体験実習を終えた参加者たちは口をそろえて、”楽しかった!”と、きれいな景色とおいしい食べ物、様々な体験に満ちた時間を振り返っていました。