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平成22年度(2010年度)留学報告 (北京联合大学旅游学院)


留学(研修)レポート

中国北京聯合大学旅游学院・長期留学プログラム

 両大学の教育・研究における協力および交流を推進することを目的に、一年度中に二人の交換留学生(一年間)を受け入れることができるとし、交流を行っています。(平成18年11月協定締結)

北京留学報告書(北京聯合大学旅遊学院/2010年8月から2011年6月まで)

文化学部 3回生 松岡志織

 北京での留学生活は私にたくさんの貴重な経験をくれました。その中でも特に思い出深いことについて紹介したいと思います。
 まず大学のことについてですが、クラスにはいろんな国の留学生がいます。ロシアや韓国、タイ、ベトナム、モンゴルなど、初めて会う国の人たちばかりです。大半の学生は寮に住んでいるのですが、私たち日本人留学生とは住む階が違って最初はあまり話しかけられませんでした。しかし、毎日の授業や校外学習、定期的に開かれる学校行事によってだんだんと友達の輪が広がりました。それぞれがそれぞれの国の習慣や文化を中国語と英語を駆使して話し合ったりするのはとても気力を使って苦しい反面、新しい発見があって楽しい時間です。先生もとても親切で、授業の合間に中国の文化や流行の場所を話してくれます。語学が苦手な私ですが、ちょっとした単語もすぐ生活に使えて意欲的に学べました。
 また、生活する上で避けて通れない買い物。北京に着いた頃は中国語を聞き取れないために億劫になることもしばしばでしたが、言葉を覚えていく内にだんだんと市場やデパートの従業員との雑談がとても楽しい時間となりました。例えば市場に行って2種類のジャガイモに悩んでいると、煮物ならこっち、炒め物ならこっちと売子のおばさんは気さくに相談に乗ってくれます。特に仲良くしてくださったのは、大学の近くにある売店のおばさんです。タピオカミルクティーやシェーキなどを安く売っていて、それらを買いに行くと「今日は風が強いね」、「授業は今何しているの?」とゆっくりとした口調で話しかけてくださいます。また、私の誕生日の時には無料でミルクティーを御馳走してくださるなど、とても親切にしてくださいました。他のお店でもそうですが、中国のお店は値段交渉できるからか、客とのコミュニケーションを大事にする方が多いと感じます。
 そして、北京市内には随所に新聞や雑誌を打っているスタンドショップがあります。こういった所に書店では売っていないアニメ情報雑誌が売られています。中国の友人によると『动画基地』という雑誌が一番ポピュラーらしいのですが、お店の棚にはその他たくさんのアニメ雑誌が並んでいます。それらは大体18元から25元程度で購入することが出来、雑誌にはその時日本で放送されているアニメのほか、流行している漫画、小説の情報が掲載されています。読者投稿ページなどもあって、どの作品のどんなキャラクターが好きなのか、日本の作品に対してどんなふうに感じているのかなどを読みとることが出来て、旅遊学院の友人から漫画について聞くのとは違った面白さを味わえました。
 そして、何と言っても休暇中の旅行が一番楽しかったです。留学中に何度か旅行に行きましたが、一番思い出深かったのは冬休みの山東省旅行です。友人の弟が春節に結婚式を挙げるので見に来ないかと誘われ、山東省にある彼女の実家に2週間ほどお邪魔しました。彼女の実家のある町には中国の象徴ともいえる高層ビルはなく、一本のメインストリートの周りに小さな店や家が連なり、少し郊外に出ればニュースで見るような土壁の家を見ることが出来ました。山東省の中でも田舎のこの町に外国人が訪れることは少なく、普通の旅行なら行く機会のない場所です。標準語が話せない人たちばかりだったので初めは話せないことに疎外感といらだちを感じましたが、その分会話が通じた時の感動は大きかったです。新年に食べる餃子を作ったり一緒に大衆浴場に行ったりして、ごく簡単な単語を交わすだけでしたが、言葉の重みと心が触れ合うことの大事さを学びました。
 また、ここに来て聞き取れないほどの方言に初めて出会い、中国においての方言の壁というものを実感することもできました。町の一番大きなデパートの店内は春節のために人がごった返していて、にぎやかな雰囲気でしたが北京に戻るとそれ以上の規模に圧倒されました。春節の半ばに北京に帰ったため、北京と山東省の両方を体験出来ました。
 最後になりましたが、私は留学を通して、たくさんの文化に触れることが出来ました。壮大な歴史と多種多様な文化を持つ中国で過ごす日々は新しい発見に満ちていて、毎日が目から鱗な状態でした。今まで触れ合ってきたことのない国の人たちと直接コミュニケーションをとって理解し合うことも日本にいた自分では出来なかったことだと思います。旅遊学院の学生や留学生のクラスメイトとの会話は、日本で友人と話をするよりもずっと簡単な言葉でしたが、一言一言を大切に紡いだように思います。北京への留学は異文化理解や中国語の上達だけではなく、言葉や会話といった、もっと基本的なことを見直すよい機会となりました。また、初めての海外で右も左も分からない私を助けてくれたのは、一緒に留学した先輩、日本語学科の学生、留学生や先生でした。私が無事留学を終えられたのは一緒に居てくれた方々が私を支え、励ましたくれたからです。そのことを忘れずにこの経験を今後の生活に生かしていきたいと思います。

北京1北京2

北京3

 留学報告(北京聯合大学旅遊学院2010月8日~2011月06日)

文化学部 4回生 徳久真奈美

授業について

 平日は毎日1日4コマの授業がありました。科目は、聴力(リスニング)・口語(会話)・精読(文法)の3つで、上級クラスではHSK対策の授業を受けることもできました。教授方は中国語で授業をされ、分かりにくい個所は英語で解説して下さいました。
 はじめは、中国語がほとんど聞き取れないうえに、英語もさっぱりだったのですが、1カ月くらいで耳が慣れ、大体聞き取れるようになりました。初級のクラスの教科書の内容はとても優しいので、授業についていけないということはありませんでした。
 学期末には試験の他に、スピーチコンテストがあります。参加不参加は自由ですが、賞がいろいろあって、それを目指すことでモチベーションが上がります。
 後期には高級のクラスに上がり、授業内容も難しくなり大変でしたが、おかげで中国語のレベルが向上しました。HSK試験でも8級という良い結果が残せました。

 学内活動について

 平日8時10分から11時50分までの授業の他に、月に約2回大学が留学生のためにイベントを開催してくれました。日帰りの北京観光ツアーや、餃子作り講座などです。参加費は無料で、出欠は自由でした。万里の長城・頥和園・首都博物館・天壇公園・北海公園などに行きました。
 平日の午後と土日は、イベントがない時はフリーです。留学生の中には、学外の中国語塾に通う人や、部活に参加する人もいます。私は日本語学科の授業に出席させてもらったり、日本語学科の学生と相互学習をしたり、後期には先生の紹介で北京大学の学生さんに日本語を教える活動もしました。

 留学生寮について

 寮は学校構内にあり、教室や食堂にとても近く便利です。寝室2つ、キッチン、バスルーム付きの部屋で、2人で共同生活をしました。部屋の中に冷蔵庫や調理器具、洗濯機があり、快適です。
 学内にはバスケットコートが2つある他、テニスコート、サッカー場、グラウンドに、健康器具がたくさん設置されている公園のようなスペースもあります。放課後や休日にはテニスやバトミントン、フットボールをして楽しみました。
 6人の日本人以外の留学生は、ロシア、カザフスタン、タイ、韓国、フランス、モンゴル、などの学生が一緒に生活していました。

 北京での生活について

 大学の周辺には、地下鉄の駅やたくさんのバス停、さまざまなレストラン、市場、スーパーがあり、大変便利です。日本製品が手に入るイトーヨーカドーにもよく行きますが、私が好きなのは市場で買い物することです。野菜やお肉から、靴、鞄、衣料品、生活雑貨まで何でも揃い、敷地内には様々な屋台の他、ネイルサロンなどもあります。値段交渉も楽しいですし、店の人に顔を覚えてもらって、いろんな話が聞けるのも面白いです。
 地下鉄に乗れば、北京の様々な観光地に遊びに行けます。亮馬橋や、五道口、西単で買い物したり、伝統的な町並みの残る南羅鼓巷や瑠璃庄を観光したり…。北京はとにかく広く、時間があればすぐ外出して、毎日新しい発見の連続でした。

 留学を振り返って

 一年間の留学で、たくさんのエネルギーを自分の中に吸収できた、という実感があります。急速な経済発展を続けている北京に足を踏み入れ、現地の雰囲気を肌で感じて、その熱気に圧倒されました。北京で出会った人たちは、皆さんエネルギーが満ち溢れていて、努力家の方ばかりで、その影響で物事に取り組む姿勢が変わりました。
 また、留学先の学校で出会った、世界各国からの留学生たちとの出会いも、刺激的でした。あたりまえのことですが、国際感覚とコミュニケーション能力が鍛えらました。また、一生ものの友人ができたことも大きな収穫の一つです。
 資格試験の面では、留学中に旧HSK(旧漢語水平考試)と新HSKの最高級が取得できたので、今後は日本で受けられる中国語検定と通訳ガイド試験の合格を目指して学習を継続していきます。

授業休み時間

観光