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健康長寿センターが行う4つの事業 事業3 健康長寿を目指した域学共生事業
高知県下のいずれの場所に住んでいようとも、一定の健康・福祉サービスが受けられなければ、県民が安心して生活ができる健康長寿社会とは言えません。ITを活用した相談事業や、医療専門職者が地域に出向いてのアドバイス事業などを展開しています。
とこずれ相談
健康長寿センター発足当初から、健康長寿を目指した地域連携事業の1つとして「とこずれ相談」を行っています。ご案内文書を高知県内の訪問看護ステーションに配布し、治療に行き詰まっている褥瘡症例をメールで相談いただき、健康長寿センターから回答をお返しすることを計画しました。メールに簡単な画像を添付することで、実際の症状をもとに、褥瘡の重症度やポケットの有無、感染症の合併、接触皮膚炎の有無、潰瘍底の状況、肉芽形成状態などの判断が可能であるため、メールを使った一種のテレメディシン・テレナーシングが実践できるのではないかと考えています。
健康長寿文庫
高知県立大学の池キャンパス図書館に「健康長寿文庫」の整備を開始しました。従来から県民の皆様が本学の図書館を利用することは可能でした。しかし、大学という形質上、看護・福祉・栄養に関する専門書が主なもので、一般啓発書は多くはありませんでした。そこで、健康長寿センターのメンバーが県民の方々に役立てていただけるような本を選定し、「健康長寿文庫」に順次収めております。
土佐市連携事業
とさっ子健診プロジェクト
土佐市の小中学生を対象に、土佐市と本学教職員・学生が協働して子どもの健康改善を目的に健診事業として「とさっ子健診」を推進しています。学童期から健診を受ける機会を作ることにより、自らの健康に関心を持ち、望ましい生活習慣を身につけることで、大人になっても健康状態を管理できるよう支援することを目的に、平成24年度より実施しています。
【健診会場】
【県立大学教員による聞き取り調査】
【お楽しみコーナー:唾液ストレス測定(左)、食事のバランスチェック(右)】
地域ケア会議推進プロジェクト
土佐市における高齢者の介護予防を推進するために行う「地域ケア会議」の効率的な展開を支援しています。
みさとフェア
包括的連携協定を結んでいる高知医療センターと本学池キャンパスが立地する池・三里地区への地域貢献として、三里地区のお祭り「みさとフェア」に、健康啓発に関わるブースを合同出展しています。
本学のブース内容は、児童を対象にした「こどもワクワクコーナー」で、食育かるた遊び、絵本の読み聞かせ、血圧測定、握力測定などを実施し、大人を対象にした血管年齢測定、骨健康度測定、唾液を使ったストレス測定などを行っています。教職員以外に、看護学部、健康栄養学部の学生も参加し、ブースを盛り上げます。また、「屋外コーナー」では、本学学生グループの「イケあい」が手浴、わかめごはんの無料配布、舞台では太鼓部による演舞等を行っています。