近年,大量生産・消費・廃棄の連鎖中で生じてきた環境問題を背景に,環境と調和する生活者のライフスタイルが求められています。このことは,生活様式ばかりでなく私たちの身近な衣,食,住の生活様式の再検討が必要となっていることを示しており,家族,地域,職場というあらゆる日常生活の場で,また人々の全てのライフステージにおいて,個人とその家族・社会生活を総合的かつ科学的に見直し,新しい生活様式を創造していくことが求められています。

 生活デザイン学科は,生活科学部における教育研究領域のうち,「衣」と「住」の領域を中心に,人間生活全般における生活の質的向上をテーマとした教育・研究を行います。
 生活デザイン学科は,これまで重視されてきた機能性,美的,快適性の視点に加えて,環境との調和や生活文化の継承,及び生活課題についての社会的合意形成といった生活における総合的で実践的な側面も重視しています。したがって,生活デザイン学科は,いわゆるモノのデザインにとどまらず,デザインされたモノと日常生活との関わり,さらに文化的・芸術的な生活環境を創造し,人間発達をはかりうる生活の経営・ライフデザインをも対象領域としています。そして,「生活のデザイン」「生活の経営」「衣と生活」「住と生活」「食と生活」「情報」の6分野に編成して,体系的な教育・研究を行います。
 また,地域とも関わりを持ちながら教育・研究をすすめ,全国・世界に情報を発信し交流することにより幅広い視野を持った実践的な能力を養成します。

 生活デザイン学科は,こうして基礎理論から高度な専門分野にわたる教育・研究を生活者の視点から行うことにより,トータルとして調和のとれた人間生活環境を維持・創造していくことを目標にしています。

 

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