今年度の第1回健康栄養学部主催の就職セミナー～卒業生を迎えて～を平成28年10月10日（月・祝）に開催しました。健康栄養学部主催の就職セミナーは、2008年度から始まり、秋に開催する「卒業生を迎えて」と冬に開催する「教えて、先輩！」の年2回実施しており、今年で9年目となりました。講師には社会人5年目の卒業生3人、社会人1年目の卒業生2人、合計5人が来てくれました。職種は、病院管理栄養士・栄養教諭・給食委託会社管理栄養士・一般企業の4種でした。

　各職種の業務内容や仕事に対する意識などをわかりやすく学生に説明し、また管理栄養士国家試験に向けての勉強方法や就職活動の体験談なども詳しく話してくれました。臨時講師を2年間務めた後、栄養教諭の正採用となった卒業生からは、栄養教諭という職種への熱い想いを感じ、あきらめないことの大切さが在学生に伝わったように感じます。

　参加は学生112人、教職員8人で、参加率は2･3回生90%以上で、1回生は68%でした。1回生のアンケートからは「非常に良かった」と参加者の81%が答えており、参加すれば得るものが大きいセミナーであったことがうかがえました。各学年においても、参加の感想は「大変良かった」と「良かった」とあわせて90%以上でした。

　学生は、「講師の卒業生の話から刺激を受け、将来について真剣に考える機会となった」、「様々な職種の実際の現場の話が聞けてとてもよかった」、「就職の選択の幅が広がった」、「希望している職種の管理栄養士として働きたいという想いが強くなった」などと多くの刺激を受けたようです。

　また、講師を務めた卒業生からの感想では、「就職セミナーでお話しさせていただき、また友人や後輩の仕事の話を聴くことができ、大変勉強になりました。質問タイムでは、学生のみなさんの熱意に、私も刺激を受けました。もっと頑張らなくては、と気合が入りました」と寄せられています。学生にとっても、卒業生にとっても貴重な就職・仕事について真剣に考える機会になっています。