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国際会議(International Conference on Food Science and Nutrition 2017)で研究発表をしてきました

 2017年10月25~10月26日の2日間、マレーシア・サバ州のザ パシフィック ステラホテルで国際会議「International Conference on Food Science and Nutrition」が開催されました。この国際会議は、本学が4年前から国際交流協定を結んでいるマレーシア国立サバ大学が主催であり、今回の参加は、本大学にとっても今後の教員間交流を進めていく上で貴重なものでした。

 会議の主要テーマは、“食の未来を探る:科学の発展と新しいトレンド”で、5つの主なテーマ(食品及びプロセスのイノベーション、食品の安全性と品質、栄養、食糧安全、食べ物と文化)に焦点を当てています。この国際会議に健康栄養学部の島田講師、竹井講師、田中助教、沼田助教の4名が参加し、口頭発表及びポスター発表を行いました。

 島田講師は、2演題「Creation of Survival food recipes by Students in Practicum for a Dietitian Course atUniversity (管理栄養士養成課程における実習を利用した災害時レシピの創造)」と「Studies on improving the amount of animal protein intake among the Elderly Application of A meat softener to chicken eggs(食肉軟化剤を卵に用いた高齢者の喫食率の向上に関する研究)」というタイトルで発表を行いました。

 竹井講師は「Auraptene, a citrus flavonoid attenuates the aneurysm formation by anti-osteoclastogenic function in Ca-PO4-induced mouse model(柑橘類ポリフェノール・オーラプテンは 、Ca-PO4誘発性動脈瘤モデルマウスにおいて抗破骨細胞形成作用を介して動脈瘤形成を抑制させる)」というタイトルで発表を行いました。

 田中助教は「Anti-allergic Effects of Cirsium maritimum Makino In Vitro and In Vivo(In Vitro及びIn VivoにおけるCirsium maritimum Makino(ハマアザミ)の抗アレルギー効果)」というタイトルで発表を行いました。

 沼田助教は「Learn from the region, grow up in the region –Student activities through rice with local government and regional people(地域に学び、地域で育つ~自治体と地域の方々との米を通した学生活動~)」というタイトルで発表を行いました。

 私たちの発表に対して、会場の研究者に興味を持っていただき、多くの有用なディスカッションを通して、今後の研究の発展につながる課題を見つけることができました。また、この国際会議への参加をきっかけに、サバ大学教員のみならず、新たな研究者とも交流し、さらに共同研究の足掛かりを得ることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。
 なお、竹井講師は、財団法人 農芸化学研究奨励会の国際交流助成(第70回国際会議出席費補助金)、田中助教は、公益社団法人 日本栄養・食糧学会の国際交流助成(栄養・食糧学基金助成)を受けて参加しました。

 

 

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