書 名 地域でつなぐ,未来をつくる
副書名 高知発・過疎山村の再生の息吹
概 要 高知の「課題解決先進地域」を目指した取組の最前線。多様な者がつながる、山村の未来を描く。
著 者 森井淳吉・北幡シンポジウム実行委員会 共編
ジャンル 社会科学
ISBN 9784771039902
判型・ページ数 A5・122
出版年月日 2025/08/20
定 価 1,800円


 





【目 次】


巻頭言

第Ⅰ部 四万十における持続可能な自立する循環型社会をめざして

第1章 北幡シンポジウム:基調講演と報告
 開催者挨拶  宇都宮 恵一(四万十川西部漁業協同組合)
 来賓挨拶  森 武士(四万十町)
 基調講演:北幡地域をパラダイスに  山本 桓(地域産業研究会)
 報告:大宮の過疎対策の現在 ─株式会社大宮産業・大宮集落活動センター「宮の里」活動─  竹葉 傳(株式会社大宮産業)
 北幡地域産業の6次産業化  畦地 履正(株式会社四万十ドラマ)
 四万十川に生かされて  市川 敏英(四万十オートキャンプ場ウエル花夢&川漁師)
 未来は循環型農林業  島岡 幹夫(朝霧森林倶楽部)

第2章 北幡シンポジウム:自由討論  [座長]岩佐 和幸(高知大学)
 1 自然に根ざした独自の産業と価値の創造
 2 北幡の文化的一体性と伝統の継承
 3 四万十川と循環型モデルの可能性
 4 地域における新たなつながりづくりへ
 5 おわりに

第Ⅱ部 山村と森・川の再生に向けて

第3章 “仁淀ブルー”最上流域の新たな地域づくり
 1 仁淀川町 別枝「秋葉まつりの里・未来会議」の取組みと現状  片岡 和彦(秋葉まつりの里・未来会議)
 訪問記:仁淀川町別枝地区の現場を訪ねて  齋藤 艶子(高知短期大学学友会)

第4章 原発騒動から清流・四万十の森づくりへ  島岡 幹夫(朝霧森林倶楽部)
 1 朝霧森林倶楽部の活動
 2 ご成婚の森の雁皮
 3 四万十川流域の山の保全活性化

第5章 四万十川流域における営農型太陽光発電の取り組みについて ─食とエネルギーの供給源としての中山間地域の再生にむけて─  細居 俊明(高知短期大学名誉教授)
 1 中山間を再生可能エネルギーの供給源に
 2 営農型太陽光発電(SS)の取り組み

第6章 集会所文書の意義 ─「誇り」の淵源─  渡部 淳(高知県立高知城歴史博物館)

第Ⅲ部 伝統の食/地元の味が,地域を元気にする

第7章 松﨑淳子先生講演会の経緯の一端  山西 万三(地域産業総合研究所)
 1 森井淳吉編著『過疎山村の変貌』刊行から「高知を課題解決先進地域に」シンポジウム開催へ
 2 森井淳吉先生のご提案
 3 松﨑淳子先生講演会の準備
 4 森井先生のアクシデントと講演会の成功
 5 別枝の調査に ─若き日の松﨑淳子先生と森井淳吉先生─
 書評:『まっことめでたい96歳 私の「昭和、平成、令和」の覚え書』
 書評:『伝えたい!昭和の食卓 高知の味』
 紹介:松﨑淳子先生はこんな先生  尾崎 美千子(高知短期大学学友会)

第8章 高知の食と農を考えるための第一歩  梶原 太一(高知県立大学)
 1 はじめに
 2 高知の食資源
 3 高知の農作物の特徴:園芸野菜,労働集約,高生産性
 4 高知における食料品製造業のポジション
 5 おわりに
 附録1 森井先生からの宿題:農林漁業の就業人口の変化
 附録2 森林情報のデジタル化と一般公開

あとがき





■ 編者紹介

 森井 淳吉 高知短期大学名誉教授・阪南大学名誉教授

 北幡シンポジウム実行委員会
  委員長 宇都宮 恵一(北幡地域有志代表)
  委 員 池谷 江理子(高知工業高等専門学校名誉教授)
      岩佐 和幸(高知大学教授)
      梶原 太一(高知県立大学准教授)
      川村 一成(百姓 FARM MANEGEMENT)
      細居 俊明(高知短期大学名誉教授)
      松﨑 淳子(高知県立大学名誉教授)
      森井 淳吉(高知短期大学名誉教授・阪南大学名誉教授)
      山西 万三(地域産業総合研究所)
      山本 桓(地域産業研究会)
      吉田 正岳(地域産業総合研究所)