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がん看護学領域修了生の会『アストラル』

平成27年度日本がん看護学会SIG-CNS分野分科会&アストラルの会合同学習会

テーマ 緩和ケアセンターにおけるがん看護専門看護師の役割
講演者・内容 ■兵庫県立がんセンター
 緩和ケアセンター課長兼看護部看護師長
 がん看護専門看護師  伊藤 由美子 氏
 「緩和ケアセンターにおけるがん看護専門看護師の役割について
 ~緩和ケアセンターの立ち上げと運営の実際~」
■九州がんセンター 緩和ケアセンター副看護師長
 がん看護専門看護師  野口 久美子 氏
 「スクリーニングの運用と課題」
日時 2015年8月30日(日) 10:00~13:00
場所 高知県立大学 池キャンパス A棟216
参加者 アストラルの会および日本がん看護学会SIG-CNS分野分科会メンバー26名
内訳: SIGメンバー5名、アストラルメンバー18名、がん看護学領域教員3名
(本学大学院生1名)

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日本がん看護学会SIG-がん看護専門看護師グループとアストラルの合同学習会は、5年目を迎えました。今回は、「緩和ケアセンターにおけるがん看護専門看護師の役割」をテーマとして開催し、アストラルメンバーおよびSIGメンバーから25名の参加がありました。
第1部では、兵庫県立がんセンター緩和ケアセンター課長兼看護部看護師長であり、ジェネラルマネージャーとしてもご活躍されている、伊藤由美子OCNSを講師にお迎えしました。本年度のテーマである「緩和ケアセンターにおけるがん看護専門看護師の役割について」として、緩和ケアセンターの立ち上げと運営の実際というサブテーマで、自施設において緩和ケアセンターの立ち上げに関わってこられたご経験を踏まえてご講演をしていただきました。また、第2部では、アストラルメンバーである、九州がんセンター緩和ケアセンター副看護師長の野口久美子OCNSに、「スクリーニングの運用と課題」について事例を提供していただきました。
  • 伊藤由美子OCNS
  • 【伊藤由美子OCNS】
  • 講演中の様子
  • 【講演中の様子】
第1部の伊藤OCNSのご講演では、緩和ケアセンターの立ち上げから、スクリーニングの試行など、具体的な施設での取り組みを教えていただきました。緩和ケアセンター立ち上げの際のエピソードからは、組織や個人の分析にもとづき、1つの物事を提案していく姿勢や、「ないからできないのではなく、できることを探す」といった、新たな物事に取り組む姿勢についても教えていただくことができました。
伊藤OCNSの施設では、診断時からのスクリーニングと迅速な苦痛緩和のために、まずは診療部や外来看護師へのニーズ調査を行い、そこから意見を汲み上げてスクリーニングツールを作成しておられました。参加者からは、これらの成果をどのように示していくのかなど、第2部の事例検討につながる質問がありました。また、CNSとしてジェネラルマネージャーを行ううえでの職務についての質問も出されていました。緩和ケアセンターの体制づくりやスクリーニングの運用において、参加者も自施設において試行錯誤しながら実践されており、明日からの実践に役立つ貴重な講演となりました。
第2部では、「スクリーニングの運用と課題」として、九州がんセンターの野口久美子OCNSに事例提供をしていただきました。野口OCNSからは、自施設でのスクリーニング開始までの経過と、スクリーニングを行うシステムづくりについて説明していただきました。その内容から、ディスカッションのポイントとして、各施設でどのような評価基準を設けているかという点が挙げられました。参加者からは、厚生労働省ではスクリーニングの明確な評価基準は定められておらず、そのため評価基準は施設に依存せざるを得ない現状があるのではないかという意見が出されました。ディスカッションを通して、自分たちが目的意識を持ってスクリーニングを行うことが重要であると再確認することができました。
また、参加者からは、総合病院の外来と病棟では、どのようにがん患者さんだけをスクリーニングの対象としているのか、どのようなスクリーニングのツールを用いているのかなど様々な質問が出され、活発な意見交換がなされていました。
  • 野口 久美子OCNS
  • 【野口 久美子OCNS】
  • ディスカッションの様子
  • 【ディスカッションの様子】
最後に、藤田先生からは、OCNSとしてどのような目的を持ってスクリーニングを行うのか、自身がそのエンドポイントを明確にして取り組む必要があるとの示唆をいただきました。
今回の学習会も、アストラル(astral)の名前の由来通り、修了生一人ひとりが、星のように輝き、一歩一歩着実に目標の実現をめざして取り組んでいくために必要な、学びを得ることができた会となりました。

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