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平成29年度高知県DMAT養成研修





 平成29年4月29日(土)~30日(日)に高知医療センターで行われた高知県DMAT養成研修にDNGL学生1名が参加しました。
この研修は高知県内の病院で勤務している医師、看護師、事務職員などを対象に年に1度開催されており、2日間に渡って行われます。南海トラフ地震が発生した際には多くの傷病者が発生するとされており、災害拠点病院だけでは対処することができないため、地域の病院スタッフも傷病者の対応に当らなくてはならず、高知県では四国3県に先駆けておよそ10年前より地域で活動するDMATの養成研修を行っています。 研修内容はDMATが設立された経緯から始まり、トランシーバーの使い方、トリアージ演習など災害時対応の基本とされているCSCATTTに沿った内容となっていました。

研修の中でも各病院が災害時に備えていることに関して伺う機会もありましたが「日常業務が忙しくて・・・」、「マニュアルの改訂もなかなかできない」などの病院の現状も知ることができました。 今回の養成研修に参加して、高知県内の病院の方々とも顔の見える関係性を築くことができたとともに、改めて備えの部分の強化と併せて発災時の対応に関しても、平時から訓練を重ねておかなくてはならないと感じることができました。

(報告者:高知県立大学大学院 DNGL3期生 佐々木康介)






このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。