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第6回集団災害医学会学生部会四国支部災害医療セミナー





 平成29年5月13日(土)に徳島大学で第6回集団災害医学会学生部会四国支部の災害医療セミナーが開催され、DNGL学生1名がオブザーバーとして参加しました。
 このセミナーは医療系・非医療系を問わず多くの大学生が集い、共に災害医療について考える場にすることを目的として3年前に発足しました。
 徳島県立中央病院救命救急センターの三村先生から「DMATの活動について」に関する講演をしていただき、徳島県危機管理部の方から「南海トラフ地震の被害想定と総合的な対策、取り組み」についてお話を伺いました。徳島県の南海トラフ地震による被害想定も非常に甚大なものであることを知るとともに、津波対策の一環として土地利用の制限をかけるなど先進的な取り組みに関する紹介もあり、大変勉強になりました。

 また、午後からのワークショップでは災害時にジレンマに陥るような内容のものをみんなで考えるクロスロードや避難所運営ゲームなどを行いました。学生らしさを発揮したワークショップの内容となっており、大変参考になったとともに多くの学生で考えることの大切さを感じることができました。
 このセミナーには四国四県からの参加者はもちろんですが、岡山や広島、愛知などからの参加者もおり、広域的なイベントになりつつあります。災害医療・看護に興味関心を持っている学生が各大学には少数でも、大学の垣根を越えて共に学べる環境は本当に大切であると考えており、DNGL学生としても活動の支援を継続的に行っていきたいと考えています。

(報告者:高知県立大学大学院 DNGL3期生 佐々木康介)






このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。