HOME活動報告 > 吾桑小学校「人権・いのちの教育参観日」における防災学習

吾桑小学校「人権・いのちの教育参観日」における防災学習






「子どもたちに応急手当を教えてほしい」という教頭先生からのご依頼を受け、5・6年生とその保護者の皆様を対象として応急手当の学習を支援させていただきました。吾桑小学校で1月20日に行なわれた「人権・いのちの教育参観日」では、地域の方々の協力による炊き出し、市役所の方からの避難のお話、消防署による煙体験や消火活動、地元企業の協力による耐震のためのお話など、学年に応じた様々な学習が行われました。その中で私たちは、5・6年生対象の、「身近なものを使った応急手当」の体験学習を実施しました。当日はDNGLから4名の学生と1名の教員が参加し、そして、夏に応急手当を学んだ城西中学校の生徒さん4名も小学生への学習をお手伝いしてくれました。

小学生への説明と体験学習ということで、私自身、緊張していましたが、児童の皆さんが真剣にお話を聞いている姿や、一生懸命にバンダナを友達の腕や脚に結びつける真剣さ、そしてうまくいったときに見せる笑顔に緊張も吹き飛びました。また、参加された保護者の方々からも質問をいただき、南海トラフ地震に対する備えへの関心が高いことがうかがえました。災害や困った場面で実際にできるかどうか、子どもたちにはまだ不安もあると思いますが、ここで学んだことが将来、役に立つことを願います。また、子どもたちを通して地域の大人たちを巻き込んだ防災・減災教育を行っていくことは、地域全体の防災意識の向上にもつながるのではないかと感じました。このことについては私自身の学びの課題として、また今後地域での活動へ生かしていくヒントとして、とても重要な気づきとなりました。

一生懸命取り組んでくれた吾桑小学校の児童の皆さん、またご協力いただいた吾桑小学校の教職員の皆様、地域の皆様、城西中学校の皆様、ありがとうございました。

(文責:4期生 河村)







このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。