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福島第一原子力発電所の視察 2018年11月16日



 東京電力福島第一原子力発電所の視察に行ってきました。この視察は、国立病院機構災害医療センターの放射線技師の方々に同行させていただくことで実現しました。福島県出身の私も、事故後の原子力発電所を実際に見るのは初めての体験でした。東日本大震災からすでに7年半が経過し、発電所敷地内の除染作業が進み、敷地の9割以上の場所は防護服なしで立ち入りが可能になっており、作業着姿の作業員の方がほとんどでした。管理棟以外の発電所構内はバスに乗車しての視察でしたが、事故のあった原子力発電所1号機から4号機の建屋を間近に臨み、事故の大きさを感じるものでありました。放射線量が高い場所での作業は、ロボットや遠隔操作の機械を活用するなど、最新技術が取り入れられ、国内外の科学技術の力が集結されています。

 また、以前よりあった作業中のケガや病気に対応するための体制をはじめとする、職員や現場の作業員の方々のための福利厚生設備が整備されている実際の現場も見学しました。福島第一原子力発電所では、一日4,000人以上の方々が働いており、職員の健康管理や労働環境の改善の重要性を実感しました。
 
 東日本大震災によって事故が起きてから7年半が経過した今もなお、休むことなく廃炉作業が進められていますが、作業は今後30~40年かかる見込みと言われています。
 原子力発電所と周辺地域の課題は科学技術だけでは解決できないことが多いように思います。看護の視点である生活と健康を全人的に捉えながら、これからも福島について学び、考えていきたいと思いました。

(DNGL第4期生 伏見木綿子) 











このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。