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災害看護ネットワーク会議に参加しました 2019年1月21日


 
  
 高知県内で災害対策に関わる行政や保健・医療の現場の方々のネットワーク会議が今年も行われました。  県内の災害拠点病院や、災害救護病院に対して行った受援体制や物的支援に関する聞き取り調査の内容をテキストマイニングして可視化した結果、医療材料の需要をコンピューター上で予測したシミュレーションの実験の結果をもとに、ディスカッションが行われました。  
  
 行政や病院の備蓄の現状、いったい、何日分の備蓄があると安心なのか?その根拠はどこにあるのか、対策の根拠を、想定を踏まえて考えること、また、想定は一つとは限らないため、いくつかの想定を考えておく必要があると感じました。
  
 また、蓄えるだけではなくそれを実際に災害が起きた時にどうやって運ぶのか、在庫の管理の方法など、具体的なことを考えれば考えるほど、様々な課題が想起されます。休憩時間や会議終了後もお隣同士の議論が続いていました。日ごろから人の生活や命に関わっているからこそ、これほど熱心に、意見交換ができるのだと思い、見習わなくてはと、気持ちが引き締まりました。  
  
 今回の会議は病院の物資についての想定を基に議論しましたが、病院での備蓄だけでなく、行政、地域の避難所、各家庭・個人の備えも日々アップデートしていかなければならないと感じました。そのための情報収集や行動を惜しまず、地域の皆様との連携を継続していきたいと思います。
  
  第4期生 伏見木綿子









このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。