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平成26年度 高知医療センター・高知県立大学合同災害訓練





隣接する基幹災害拠点病院である高知医療センターと、合同災害訓練を実施し、高知県立大学からは学生と教職員約300名が参加しました。この訓練は、平成24年に始まり、今年で3回目となります。毎回訓練後にそれぞれのエリアで反省会を行い、挙った課題の対策を、次回の訓練に盛り込む形で繰り返し行っています。今年は、DNGLの大学院生も全体を見ることができる役割で参加しました。訓練の目的や概要は、こちらをご覧ください。(http://www.u-kochi.ac.jp/topics/1411-01.html

~DNGL学生の感想より抜粋~
今回私たちは全体構図を俯瞰したくメッセンジャーという役割をいただきました。役割内容は各エリアで横断的にサポートをすることでした。その中で今回の訓練の評価と課題を考えたいと思います。
毎年行われている合同訓練は今年で3回目であり、凡その体系化ができていたと考えます。大学内の各エリアはそれぞれ機能していたこと、各エリアの情報が大学の災害対策本部に集約できていたこと、医療センターとの相互のやり取りや移動も制限時間の中で一連の流れを行うことができたことからです。それに至る各エリアの統括者やリーダーの指揮力はもちろんのこと、私は学部生などの補佐の働きも素晴らしかったと感じました。準備から訓練開始後に至って、‘自ら考え行動している’学部生の姿を多く目にし、これぞ災害訓練だと感じました。災害時には自ら考え行動する力が最も必要な能力だと言われています。それをこの訓練の中で経験している姿を見て、この合同訓練を行う意義を感じました。
一方で、課題としては情報管理、情報共有に関してさらに強化する必要があること、また移動者の動線に関してさらに整理する必要があることがあげられます。
このような大規模な訓練の機会を大切にし、減災に向けたさらなる知識や技術の向上、また医療センターや近隣の機関や地域住民の皆様との連携を強化できるよう取り組んでいきたいと思います。





このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。