唾液中のクロモグラニンA濃度はストレス時に増加するため、ストレスバイオマーカーになります。クロモグラニンAは肉体的なストレスよりも精神的なストレスに対して鋭敏に反応すると考えられています。したがって、クロモグラニンAを測定することで被災者に加わるストレスを定量的に判断できる可能性があります。
このたび、唾液中のクロモグラニンAがどのように臨床研究に応用されているかを検討した総説が、『高知女子大学看護学雑誌』第40巻第1号(p24~30)に掲載されました。井上正隆助教(高知県立大学)と池田光徳教授(高知県立大学)の共著です。
本研究で使用した物品の一部は、DNGLからの経費によって購入しました。今後も、災害看護の研究やDNGLコース学生の教育・研究に活用していけると思います。
*下記リンクより資料がダウンロード出来ます。
唾液中クロモグラニンAを用いた臨床研究の動向.pdf(PDF 5MB)