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平成27年度高知県総合防災訓練・地域防災フェスティバルに参加して





高知県では、南海トラフ地震や台風、集中豪雨など実際に起こりうる災害を想定し、発災時に関係機関が迅速な応急活動ができるよう、毎年総合防災訓練を実施しています。あわせて、県民が楽しみながら、防災への意識を高めるための、地域防災フェスティバルも開催しています。今年の訓練は、緊急地震速報対応訓練から始まり、航空機や地上での情報収集伝達訓練、倒壊家屋からの救助救出訓練、災害救急医療活動訓練、などの他、自衛隊の輸送艦を使った訓練も行われました。

高知県立大学では、この総合防災訓練と地域防災フェスティバルにそれぞれ参加しました。先ず、DNGLの2回生2名は、「艦船での臨時医療救護施設及びSCU(Staging Care Unit)開設・運営訓練」に参加しました。高知新港沖の自衛隊の輸送艦に臨時の医療救護施設及び航空搬送拠点臨時医療施設(SCU)を設置し、各機関所属のヘリにより搬送された負傷者のトリアージや重症患者の安定化処置を行うとともに、域外への広域医療搬送のための訓練を行いました。この訓練には、自衛隊をはじめ、県内のDMATも参加し、DNGLの学生および高知県立大学の学部生と教員17名が、患者役として参加しました。

一方、地域防災フェスティバルでは、防災まちづくり大賞で消防庁長官賞を昨年度受賞した、イケあい地域災害学生ボランティアセンター(高知県立大学防災サークル)が地域の人々と協働して模擬店を出店しました。県民の皆さんは、総合防災訓練に参加したり見学しながら、地域防災フェスティバルでは、土石流3Dシアターや降雨体験機で災害の状況を模擬的に体験しながら、防災への意識を高めていました。



このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。