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ICN学術大会で南学長が講演致しました





去る6月19-21日、韓国、ソウルの江南にあるCOEXコンベンションセンターにおいて、国際看護師協会学術大会が開催されました。21日の午後、Prepared for the Worst: Nurses Coping with Disaster and Climate Changeをテーマとしたシンポジウムにて、南学長が登壇いたしました。何よりも驚いたのは災害をトピックにして一番広い会場が埋まる大盛況という、看護師の関心の高さです。

気候変動による自然災害は過去40年間をみると着実に世界中で増加しており、災害発生に効果的かつ適切に対応するには、専門知識、経験と細心の​​事前の計画を必要としています。しかし、それは氷山の一角であり災害後の様々な影響に対処するために各国看護協会レベルや各所で取れるリーダーシップとはどのようなものがあるか、教訓から看護師役割を考えるという内容でした。1人目はフィリピン看護協会の活動、3人目はペルーの方から南米で起きている環境問題と自然災害の深刻さの発表がありました。

南学長は、まず近年の甚大な自然災害を列挙し、急激な環境の変化について触れた後、これまでの日本災害看護学会の成り立ちから、世界災害看護学会の設立の経緯を説明することで、学術的アプローチの重要性に触れられDNGLの紹介もされました。これらの現状から、学際的アプローチについて、仙台防災枠組みやFuture Earth などの世界の取組を紹介して看護がコミットしていく重要性を強調されました。



このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。