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DNGL入学から3か月が経過して


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 わたしのフルネームは、ハストロ・ドゥイナントアジです。ハストロと呼んでください。インドネシアから来ました。日本で勉強することが、ガジャマダ大学看護学部の学生時代からの夢でした。

 今はみなさんがとても親切でフレンドリーなので、高知での生活をとても楽しんでいます。今年の4月から5年間、高知県立大学大学院共同災害看護学博士課程(DNGL)で勉強します。高知での生活は素晴らしいので、詳しく書くにはスペースが全く足りません。

 来日して最初の1か月は日本語がほとんど話せず、また周りに英語で話ができる人が少なかったのでほんとうにたいへんでした。この言葉の壁が、新しい環境での生活に突きあたりましたが、大学から日本語レッスンの機会をいただいたり、友人たちからの手厚いサポートを受けたりしながら毎日奮闘してきました。

 1限目から授業のある時は、早起きをしてお祈りから1日が始まります。軽い朝食の後大学に向かいます。大学までアパートから歩いて行けるので、とても便利です。お昼は同級生や先輩たちや大学スタッフと広い学食でいっしょに食べながら、授業のことを話たり、日本語と英語を使ってお互いに外国語の練習をしています。昼食の後は、何人かで課題をしたり研究について議論したりしています。そして1日の終わりには、学生同士で夕食に出かけます。自宅に戻った後、翌日の準備や家の用事を済ませてから、休むことができます。

 週末はゆっくり過ごしたり、時にはスポーツをしたりしています。他の大学の友人たちと出かけることもあります。特に用事のない時には、一人で短い旅行に出かけて日本を探検しています。

 家族から離れ、一人暮らしに慣れるまでにわたしは丸2か月かかりましたが、来日前、多くの親戚や友人は新しい環境に慣れるまでの最初の1年がほんとうにたいへんだと言われていました。DNGLの先生方はとても親切でいろいろな面でサポートしてくださいますし、研究ベースのカリキュラムにより、直接指導を受けることができるのでとてもいい経験になっています。わたしは、精一杯努力しようと思います。そうすることで、熱意をもって研究に臨むことができるでしょう。また、DNGLで得た知識や経験により、さらに自信をつけ、目標とするキャリアを目指していきたいと思います。




このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。