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インドネシア 減災看護ワークショップ





DNGLの神原准教授と、2年生の西川院生、1年生のハストロ院生が共同研究者らとともにインドネシア・ガジャマダ大学を訪問し、減災看護ワークショップを行いました。
ガジャマダ大学は、インドネシア、ジャワ島のジョグジャカルタ特別州にあり、1949年に設立された国内最古で、18学部、73学科、62研究科があり、学生数55,000人、教員数2,000からなるインドネシアを代表する総合大学です。その中の医学部看護学科は1999年に開設され、神原准教授が2000年頃から当大学のフィールドで共同研究に参画しており、2006年のジャワ中部地震のときには復興期のメンタルヘルスに関する共同研究を行っています。また、近隣のムラピ山は過去に何度も噴火しており、2010年の大噴火では300人以上の犠牲者を出す災害に遭っており、看護学部では様々な災害支援・研究活動が行われています。



2013年に、高知県立大学と医学部が学術交流協定を締結しました。2015年度から共同災害看護学専攻にハストロドゥイナントアジさんが留学しており日本語学科からの短期留学生の受け入れを毎年行っています。今回は、ムラピ山大噴火の噴石などが残った被災した村の跡地などを視察し、移住をしなければならなかった村の定住先の恒久住宅地やプスケスマス(保健所と診療所の機能をもつ地域の保健施設)を訪問した後、災害看護、公衆衛生、ヘルスインフォマティクス、などの研究者とともに、これから行う調査と共同研究に関するディスカッションを行いました。また、隣接する大学付属教育病院で働くインターンやスタッフに参加してもらい、災害看護セミナーを開催し、災害看護教育に関する知識の共有を行いました。







このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。