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国際会議で独自開発の避難所可視化アプリを用いてワークショップを行いました





フィリピンのマニラで開催された(8月24日~27日)で、Ateneo de Manila Universityの共同研究チームとともに避難所可視化訓練“、TRAINING OF DISASTER SITUATION REPORT FROM VOICE OF SURVIVORS”を行いました。これは神原准教授が、JSTの助成による、2013年フィリピンに大きな被害を及ぼした台風ヨランダの国際緊急調査(JRapid)において開発した災害時の避難所の情報収集など目的としたアプリケーションeBayanihan×Sherepoの実証訓練です。その中で、野島院生は、イントロダクションとして①災害時の看護の必要性 ②東日本大震災での看護活動に関する文献検討のから見えてきた看護の可能性 ③国際共同研究での成果、④ネパール地震への取り組みについて説明しました。

その後、Ateneo de Manila Universityの研究者によるネパール地震のツイッター分析の報告が合ったあとeBayanihanとSHEREPOを実際に体験してもらうシミュレーションを行い、会場が一体となり災害時の情報の活用方法について体験し情報共有を行いました。その後、会場からは、発災直後に届く情報の信頼性とネットワークの問題に関して質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。本会議の参加者多くも来られてコメントを残してくださった他、多くのフィリピン国内で働く看護師が来場しており、災害看護への関心とICTを駆使したデータ収集と活用方法に関心が高く、今後も災害看護としてデータをどのように活用し、人々の健康問題を考えていくのかについて議論し情報共有を行えた良い機会となりました。

今回のフォーラムでは、看護、疫学や医療のみならず、社会経済・工学などまた基礎研究鵜者から実践者と様々な専門家の講演を拝聴することができ、膨大なデータの信頼性をいかにして判断し、研究者として活用していくのか2015年に向けての大きな課題となると発表があり、災害看護としても考えていかなければならない大きな課題の一つであると学ぶことができました。









このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。