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高知多言語減災プロジェクトが紹介されました





高知県国際交流協会の機関誌「WINDOWS」に、神原准教授らが取り組んでいる高知多言語減災プロジェクトの結果が紹介されました。

人は日頃から使い慣れている情報源でなければ、災害時にも活用しません。「Anytime!」は、日本に住む外国人が、災害時はもとより、異なる文化的背景を持つことによる日常的な相談や悩みに多言語(日本語・英語等)で助け合うコミュニケーションツールです。そこでプロジェクトは、今年のGWの約2週間に、Facebook上で「Anytime!」をインストールして活用するイベントを立ち上げ、留学生やALT教員等の高知在住外国人に周知したところ、実施エリア、時期からインターネット環境iPhoneのユーザー、助けを必要とする人の確保などのバリアがあった一方で、記事にリーチした人数は最大で296人であり、学内外からプロジェクトへの関心が高いことが示されました。

今後は、そのコミュニティに住んでいる人も他から高知にやってきた人、お互いが状況に応じて助け合えるような情報伝達手段の開発や減災のための多文化共生社会の基盤づくりに関わる更なる研究を継続していく予定です。また、この夏、アップルストアにおいて「Anytime!」もリリースとされました。

このプロジェクトにご協力頂いた皆様にこの場を借りて感謝を申し上げます。
http://www.kochi-kia.or.jp/organ/window/windowno63.pdf








このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。