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Lecture of Cultual Competency for Global Disaster Nursing





 2016年3月26日にイスラエルのBen-Gurion大学に所属され、WADEMの理事であり、UNDACのメンバーである看護師のOdeda Benin-Goren先生と、Mayanei Hayeshua medical center救急部門の管理者であり、夫のLibster Ronen先生を東京医科歯科大学にお迎えし、DNGLの学生・教員の他に、病院で勤務されている医療従事者や大学教員などを交えてセミナーを開催いたしました。

 Odeda Benin-Goren先生とLibster Ronen先生より、“Cultural Competency for International Relief Worker”, “Cultural Competency as Health Care Professional in Multicultural Society” についてそれぞれ講演いただき、病院や地域において、効果的なケアが行われるためには、日常、非日常問わず、それぞれの文化的側面を理解することが重要であり、看護職はそれらへの意識やコンピテンシーを高めていく必要があることを述べられていました。また人々の生活と密接な関係がある宗教についても、ユダヤ教徒の生活を例に出し説明してくださり、宗教や文化的背景の違いによる、ケアの違いも学ぶことができました。

 日本は島国であり、日常的に多様な宗教や文化に触れる機会は多くはないですが、災害時において特に救援・復興などの際に他国を訪れる場合、その国や地域の宗教や文化を尊重し配慮することは、人々の健康や生活を守る上で大変重要です。また、それは日頃から意識することで身につくものであると考えます。私たちDNGLは災害看護のグローバルリーダーとして、国や地域を越えて人々の健康や生活を守ることができるように、今後も多様な宗教や文化について学びを深めていきたいです。







このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。