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【レポート】DNGL特別セミナー





平成26年6月29日(水)に高知県立大学においてパメラ・ミナリク先生(米国サミュエルメリット大学教授、青森県立保健大学名誉教授) による「知っていることを増やし、知らないことを減らす多様性・公正さ・文化―私の文化探求の旅」 というテーマでDNGL特別セミナーが開催されました。本セミナーには5大学のDNGL学生と本学看護学研究科の学生、教員などが参加しました。

パメラ先生はさまざまな国で滞在された経験があり、さまざまな文化に触れながら感じた経験に基づいて講義をしてくださいました。文化を考える上で、自分自身が誰なのかを知ることも大切であるという話がありました。日本にいると周囲も日本人がほとんどであるため、自分が誰なのかを考える機会は少ないように感じます。しかし、海外ではさまざまな地域の人が盛んに移動しているため、自分がどのような人間なのかを知っておくことも重要なのだと感じました。 また、日本人とアメリカ人のコミュニケーションパターンに関する比較があり、コミュニケーション一つ見てもだいぶ海外の人と異なっていることを知りました。今後、海外で活動する際に自分たちの特徴として知っておくことで、円滑にコミュニケーションが取れるのではないかと感じました。

私たちは災害看護におけるグローバルリーダーになるために、文化的な視点を含めて活動を行なわなくてはなりません。理論看護学や災害と文化などの科目の中でも「文化」という言葉は常に出てきます。先生の講義のタイトルにもあるように知っていることを増やし、知らないことを減らし、“Global citizen”として世界中の方々に対して敬意を持ちながら、看護について考えて行きたいと思います。 パメラ先生はアメリカのみならず、海外でも精力的に教育活動を行なわれており、毎年日本に来てくださっています。また、先生から熱心な指導をいただけることを楽しみにしています。







このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。