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【レポート】第1回防災推進国民大会





2016年8月27-28日に東京大学 本郷キャンパスにおいて、第1回防災推進国民大会が開催されました。
大会テーマは、「大規模災害への備え~過去に学び未来を拓く~」とし、地域での防災意識の向上、防災行動の定着などを図ることが目的でした。出展団体には、防災学術連携体、消防庁や気象庁、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)などさまざまな分野や組織がおよそ60団体、フォーラムやパネルディスカッション、ワークショップやセミナー、ポスター展示などでそれぞれ発表しました。

その中で、高知県立大学1名、東京医科歯科大学3名、日本赤十字看護大学1名が災害看護グローバルリーダー養成プログラム(DNGL)として2日間にわたり出展しました。私たちのテーマは「いのちとくらしを支える災害看護-地域をつなげる防災へのチャレンジ」とし、災害看護やDNGLの取り組みの発信を行い、学問や分野を超えた交流の場とすることを目的としました。

内容は以下の通りです。

1.災害と看護の関わり:
地域の中で、人々のライフステージに看護職がどのように関わっているか、また災害の発生前後に関わらず看護職がどのような活動をしているかについて、学生が作成したムービーを使用しました。

2.DNGL学生の取り組み:
①DNGLの概要紹介、②活動紹介、③南海トラフ地震や首都直下型地震に向けた研究紹介

3.防災・減災に向けたナースからのメッセージ:
地域の中における今後の防災・減災への挑戦にむけたメッセージ

4.意見交換<クロスロード>:
-こんな時、あなたはどうしますかー

クロスロードではそれぞれの異なる立場から災害時における意思決定について意見を交わすことができ、さらに現在防災・減災に向けてどのような取り組みを行っているか参加者全員と共有することができました。大規模災害の減災に向けて自助を基盤とした共助・公助が重要であり、それらは平時から取り組む必要があることが参加者の共通認識としてあげられ、「楽しかった」「刺激を受けた」「これからの活躍が楽しみ」「看護が何をしているかわかりやすかった」などの意見をいただきました。

改めて今回の出展を通じ、災害看護として、DNGLとして、今後の災害に関する課題解決への挑戦を考えることができました。安全・安心な健康社会の構築に向けて、今後も実践や研究を基盤とし、積極的に他分野との連携を行い、社会への発信を行っていきたいです。







このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。