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【レポート】2回目となるG-Safetyとの交流会を開催しました





 今年3月に東北大学グローバル安全学トップリーダー育成プログラム(G-Safety)と交流会を設けましたが(http://www.u-kochi.ac.jp/~dngl/news/report_160307.html)、その後交流を続けており、11月15日に高知県立大学で2回目の交流会を行いました。今回はTV会議システムを使用し、他大学のDNGL学生にも参加していただきました。

 交流会の内容は、災害時の情報をテーマに、G-Safetyの学生・教員から高知市で行った実証実験や高知県須崎工業高校で行った出前授業を話題提供していただきました。その後、南海トラフ地震における高知県での課題を見据え、看護学的視点と工学的視点を交えて多くのディスカッションを行うことができました。
 具体的には、参加者それぞれが様々な場所・立場での被災の状況を思い浮かべながら、どのような情報をどのように受発信すべきか、その情報をやりとりする相手はどのような人か、など多くの視点まで考えが及びました。最先端のテクノロジーを取り入れつつ、それを扱う人の教育の重要性や現実的課題を議論し、大変有意義な時間を過ごすことができました。
 
 また翌日にはG-safetyと共に海洋コア試料に関する研究を行っている高知コアセンターを見学し、最先端の研究機器からどのような成果をうみだしているのかを知ることができました。これまでほとんど関わることのなかった分野であり、看護研究にはない大掛かりな測定機器を使用し研究を行う場面は、大変興味深く貴重な機会でした。

 今回の交流会を通し、改めて減災に向けて多くの分野がそれぞれの研究や実践をしていることを認識し、継続的な学際的かかわりの重要性とその中で得られる学びの大きさ、また学際的取組みによってもたらされる社会への貢献は多くの可能性を持つものだと感じました。








このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。