>>ホーム >>ニュース

ニュース

活動報告

「精神科単科病院の院内急変対応チーム(RRT:Rapid Response Team)の取り組み」の紹介

・精神科単科病院の院内急変対応チーム(RRT:Rapid Response Team)の取り組み
精神科病院、特に単科の精神科病院の医療スタッフにおいて、身体的な問題、特に心停止等の急変時に円滑な救命処置を行えないのが現状ではないでしょうか。当院でも、新人看護師や、精神科しか経験のない看護師にとって、自信を持って行うことができないものの1つが救命処置だと思います。
そこで当院でのRRTの取り組みを紹介したいと思います。
平成28年、院内急変発生時の初期対応及び心肺蘇生の質の向上を目指す目的で、院内急変対応チーム(RRT)が立ち上げられました。構成メンバーは医師、看護師、准看護師の15名で、メンバーに対し座学研修や演習が行われ、院内急変時マニュアルや、救急カート内の物品整理等の変更も並行して行われました。
平成29年度は、院内研修にも対応するためRRTのコアメンバー6名について、指導力強化を図るために、ICLSインストラクター資格取得を目指すべく活動しています。
今年度は日本救急医学会認定ICLSコースについて高知、愛媛、徳島と参加し、今年度中には資格取得予定です。また院内BLS研修等もメンバーが指導し、院内スタッフのスキルアップも行っています。
下原貴広(企画委員)土佐病院