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活動報告

精神科救急病棟における看護実践について

・精神科単科病院の院内急変対応チーム(RRT:Rapid Response Team)の取り組み
精神科救急の対象となるケースでは、本人の意志による任意入院だけでなく、自傷他害のおそれがある場合の強制的な入院形態(医療保護入院、措置入院、応急入院など)という様々なケースがあり、それぞれの緊急度や重症度に応じた対応が求められます。当院は高知県で、精神科救急入院病棟の第1号として承認され、平成18年から精神科救急病棟(スーパー救急病棟)を整備し、救急病棟保護室・病室の拡充など機能強化を図っています。高知県精神科救急医療システム事業に参加し精神科救急医療機関として平日夜間の精神科救急に対応する、中核的役割を担っています。
精神科救急病棟での看護実践では、衛生面や栄養管理、服薬管理、安全で快適な環境の確保などを含めた生活面全般の支援、自傷他害を防ぐことなどの患者の安全を守るための支援、患者が自身の疾患を理解し、自分の意思で治療を継続していくための疾病教育や心理教育、症状とうまく付き合っていくための症状マネジメントに向けた取り組みなどを行っています。3ヶ月間という入院期間の中で、患者さんが元の生活に戻るにはどうしたら良いのか、再発再入院を繰り返さないためには何が必要なのか…日々模索しながら、患者さんやご家族と向き合い、多職種と連携しながら取り組んでいます。
池内 香(企画委員)土佐病院