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活動報告

「手術部PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)の取り組み」


 PNSは「2人の看護師が安全で質の高い看護を共に提供することを目的に、良きパートナーとして対等な立場で互いの特性を活かし、相互に補完し協力し合って、毎日の看護ケアをはじめ委員会活動・病棟内の係の仕事に至るまで1年を通じて活動し、その成果と責任を共有する看護体制」であり、2009年に福井大学医学部附属病院が開発しました。現在、様々な病院がPNSを導入しており、当院手術部でも既にPNSは導入しています。しかし、あまり有効に活用されていない状況でした。そこで、昨年度は「チームで協力し合えるチーム作り」を部署目標の一つに挙げ、PNSについて学ぶ機会を設けました。そして、今年度は、年間パートナーや手術を担当するペア(器械出し看護師と外回り看護師)がコミュニケーションがとりやすい仕組みづくりを作り、これから実践していく予定です。手術部では、これらの取り組みによってスタッフ同士のコミュニケーションが活発・円滑になり、人間関係がよりよくなることでスタッフの職場への定着を期待しています。
 他施設によると、手術部でのPNSの定着は時間がかかることが多いようです。今年度は、学会への参加が難しそうですが、積極的に情報収集し、試行錯誤しながらPNS定着に向けて取り組んでいきたいと思っています。

高知大学医学部附属病院 加藤昭尚