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活動報告

「2021新人看護師ストレスマネジメント研修」

「2021新人看護師ストレスマネジメント研修」


 今年度の新人看護師はコロナ禍のため臨地実習の機会が少なく、ある全国調査では、予定実習を学内に変更した割合が74.1%に及ぶと報告されました。当院において入職前研修も実施しましたが、患者さん・ご家族・医療者とかかわる体験が少なかったためか、メンタル不調での休職・離職が例年より顕在化する実情がありました。
 個別ニーズに対しては相談や調整で対応していますが、全体的な意識づけや心理的安全の保証につながるような働きかけが必要と捉えられました。
 そんなおり、近森附属看護学校 平瀨節子副学校長により“キャリアトランプ”を使って「今の自分に気づくことを通してとらえ方を変える」当研修の実施ができました。
 笑顔で語りあい、受講後には「短所も個性のひとつだと認めることができた」「心に負担を感じていたが捉え方が変わって気持ちが楽になった」といった感想が寄せられました。時代や状況の変化にあわせ、看護師育成のアプローチ法も変化させていく必要を強く感じ、関係者と連携しながら対応を継続したいと考えています。
 
 企画委員 久保 博美 (近森病院)
 ※写真掲載の許可を得ています