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Young Initiative Talk





 平成29年3月15日、名古屋大学博士課程教育リーディングプログラム PhDプロフェッショナル登龍門(以下登龍門)の1期生3名が高知県立大学を訪問してくださり、DNGL履修生と交流会を開催しました(http://www.u-kochi.ac.jp/~dngl/news/2017/report_170315.html)。

 その後、登龍門より「Young Initiative Talk」開催の講演依頼をいただき、平成29年5月20日、名古屋大学を訪問、修士課程2年~博士課程3年まで、留学生を含め20名弱と交流することができました。第1部では、1)DNGL紹介、2)産官学連携による活動および活動からの学び、3)キャリア形成についてお話させていただき、第2部では、災害発生後の人々に関わる課題を知り、その解決方法を検討していただくために、避難所運営に関するグループワークを行いました。第2部の避難所運営における課題解決に対する優先順位や方法論の意思決定において、様々な分野の学生・留学生が在籍する登龍門ならではの、多様な価値観・倫理観にもとづく活発な討議が展開され、大変興味深かったです。

 この会を通じて、災害看護やDNGLの活動を知っていただく機会になったと同時に、防災・減災に関心を持っていただいたとのフィードバックもあり、減災を志す院生として大変嬉しく思いました。また登龍門履修生の中にも、出身地が被災にあった方や防災事業に取り組んでおられる方がおり、自然災害が多発する日本では多くの人が災害と何らかの関わりがあることを改めて認識しました。防災・減災社会の構築には、分野横断的・組織横断的な取り組みが重要ですが、このようなつながりの発展がそれらを可能にすることと期待し、今後も継続的に交流していきたいです。

 この度はこのような貴重な機会を提供してくださった登龍門に、改めて心より感謝いたします。

(報告者:高知県立大学大学院 1期生 西川愛海)






このプログラムは、文部科学省「平成24年度博士課程教育リーディングプログラム」に採択されて実施しています。