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社会福祉学部では、今年度はリカレント教育講座を3回シリーズで行っています。本講座は、本学健康長寿センター事業の一環で本学部主催により、社会福祉専門職、学部卒業生の再教育の場として、また一般市民に広く社会福祉への理解を深めてもらうことを目的に無料で開催しています。
2015年11月22日(日)、「石巻から、未災地高知へ:『繋ぐ』災害ソーシャルワークの実践と教育に向けて」と題して、リカレント教育講座が行われ、31名の方にご参加いただきました。東日本大震災後、災害ソーシャルワークに関する実践報告や研究論文が多く公表され、職能団体による研修も行われるようになっている中、災害ソーシャルワーク論の体系化・理論化および教育への応用は、今後の課題といえます。今回、(公社)日本医療社会福祉協会の現地活動として、宮城県石巻市で活動する本学卒業生・大学院修了生の岡村翠さんをゲストに迎え、「繋ぐ」専門職としての中長期な支援の内容や課題聞き、それぞれの立場でできることについて考える機会を持ちました。今回の講座は、来たるべき南海トラフ地震に備えて、私たちは支援現場の実践から何を学び、日々の実践や教育の中でどう活かしていけばよいのかを参加者と共に考える機会となりました。
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