今までの復習に使えるよう、講義ノートを作っておきましたので、ブックマークして、必要に応じて利用してください。
https://www.u-kochi.ac.jp/~kazama/UOKLMS/math/
対面授業では、今までの内容で質問があれば、補足します。また、質問が無い場合には、「ベクトル」と「関数」の関係... 専門用語でいえば「ヒルベルト空間論」の考え方の入門的な「お話」を紹介します。これは、テイラー展開の考え方をさらに一般化し、関数を多次元空間(連続無限次元空間)のベクトルとして捉える考え方です。時間が余ったら、そういう数学的な「お話」でも紹介しましょう、という程度の位置づけです。
期末試験は、試験期間の2/13に、対面で(いつもの教室で)行うことを考えています。約1時間程度の時間で、何も見ずに、白紙に解答を書いて、提出していただく、小論文形式です。なお、問題は、以下の予定です。
--- 期末試験問題予告 ---この授業を通して、あなたが学んだことを、述べてください。
-------------------------この問題の趣旨は、皆さんが学んだこと、つまり、授業で説明し自分が理解した「概念」を、(私や、1年前の自分に分かるように)説明してください、ということです。その際、何処にでも書いてある「公式」等は、必要があればこちらで提示します。試験勉強(試験が終わったら全部忘れる内容を、試験の為だけに丸暗記すること)は、必要ありませんが、試験の時に何を書くかを、今までの授業資料を見ながら、あらかじめ考えておくとよいと思います。多分、皆さんが学んだことを全て書こうとすると、1時間では足りないと思いますので、(見直し等10分程度として)50分くらいで書ける程度の分量に「自分の理解度が伝わるような内容」を絞っておいた方が良いと思います。
たとえば、「微分とは何か?」「積分とは何か?」「微分積分学の基本定理はどのような意味を持つ定理か?」や、「半径Rの球の表面積」や「半径Rの球の体積」の公式の導出、や、「オイラーの公式\(\displaystyle e^{i \theta}=\cos \theta + i \sin \theta \)の導出方法(証明方法)の概略や、この公式の意味や、この公式に基づく複素数の意味、などの内容を書くと、書きやすいかもしれません。もちろん、それ以外のことで、あなたが、この授業を通して、新たに知ったこと、概念が進化したこと、視野が広がったことなどを、述べていただいても構いません。なお、文字による文章と式だけでなく、図や表やイラストなども、必要があれば使っても構いません(紙に書けるものなら、何を使っても構いません)。
なお、「期末試験に出席できない」場合には、普通に追試験で対応しますので、「追試験の手続き」を取ることをお勧めします。手続き方法は既に学科ガイダンスなどで知っていると思いますが、良くわからなければ教務事務に問い合わせてください。
また、試験当日までに「対面での追試験をするな」という指示が教務などからあれば、急遽何らかの措置を取るかもしれませんが、その場合には、その時点でこの教材で、代替措置などをアナウンスします。
では、期末試験を残して、授業はここまでで終わりにします。