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「高知パルプ生コン事件50周年シンポジウム:公害問題の継承を考える」が開催されます

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1971年6月9日、4名の市民が、廃液を垂れ流すパルプ工場の排水管に生コンを投入するという実力行使によって操業を停止させ、公害被害の拡大と放置を防いだ(高知パルプ生コン事件)。高知という地方都市で起きた特異なこの事件から50年が経過したが、環境、産業、行政、法、経済、思想、倫理などをめぐる現代日本社会の様々な問題を考える上で、この事件はいまなお多くの示唆を与えてくれる。

「1. 語られる事件」「2. 法廷における事件」「3. 歴史における事件」という3部構成で、関係者や研究者が、立場や地域、専門や世代を超えてこの事件をめぐって論じる機会を持つことで、事件の持つ今日性と普遍性を共に考えるとともに、ローカルな公害問題の記憶の継承をめぐる課題への取り組みとしたい。

 

日程

2021年7月31日(土曜日) 13時00分~17時00分

遠隔開催(Zoom)

参加申し込み

 7月30日(金曜日)までに下記よりお申し込みください。
https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZ0qf-2rrzkpE9VQC8Q8WWfis6MAtQpBGU3M

問い合わせ先:高知県立大学・吉川孝(yosikawa@cc.u-kochi.ac.jp)

総合司会:森明香(環境社会学:高知大学)

発表者・コメンテーター

 1.語られる事件
 稲田義克(高知出身・東大自主講座関係者)
 田中正晴(浦戸湾を守る会)
 2.法廷における事件
 岡田健一郎(法学/高知大学)
 丸山徳次(哲学・環境倫理学/龍谷大学名誉教授・里山学研究センター研究フェロー)
 吉川孝(哲学・倫理学/高知県立大学)
 コメンテーター:片岡直樹(法学/東京経済大学)
 3.歴史における事件
 宇都宮千穂(地域経済学・日本経済史/高知県立大学)
 佐藤靜(戦後民衆思想/大阪樟蔭女子大学)
  友澤悠季(公害・環境思想史/長崎大学)
 コメンテーター:ヨース・ジョエル(日本思想史/高知県立大学)


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