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特別公開講義「インドの言語事情」が開催されました!

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(高知県立大学大学公式Facebookより)
2021年7月7日(水曜日)に、文化学部専門教育科目「比較言語研究」(向井真樹子准教授担当)受講者と、世界の言語に興味がある文化学部の学生を対象に、特別講義「インドの言語事情」が永国寺キャンパスで開催されました!講師は、元国際交流基金ニューデリー日本文化センター日本語アドバイザーの尾崎裕子先生です。


尾崎先生のお話によれば、インドは多言語国家であり、それだからこそ、インドにとって言語は政治・社会に結び付く大きなテーマであるとの内容でした。講義では、インドには19,500の言語/方言があり、行政区域は使用する言語によって分割されているということ、多言語に慣れているインドの人々は3言語話せることが普通であるということ、などが紹介されました。一方で、準公用語である英語は、みんなが話せるイメージがあるけれども、実際には、社会的階層や居住区域、宗教などによって格差があること、言語がインドとパキスタンの分離独立の一因になったことなど、言語にまつわる、非常に興味深い内容のお話を伺うことができました。


多様な言語・文化・宗教のあるインドが一つの国として成り立っているのは、「他人と違っていて当たり前」というインド人の寛容さ・自由さ・おおらかさが関係しているとのことでしたが、ひるがえって、私たちの住んでいる日本はどうなのか?と、考えるきっかけになりました。


ちなみに、インド映画「きっと、うまくいく」は、最初タミル語で制作され、その後ヒンディー語でリメイクされたものですが、尾崎先生から「面白いので、見てみるといいですよ」とのことでした!
(学部HP用に、一部改変して掲載しております)
            
※写真をクリックすると大きな画像が表示されます。

特別講義の様子 講師の尾崎裕子先生


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