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漫画家の村岡マサヒロ氏に講演いただきました

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2023年3月22日

 2023年2月9日(木曜日)の「観光まちづくり論Ⅰ」(担当:友原嘉彦准教授)では漫画家の村岡マサヒロ氏に講演いただきました。

村岡氏は2000-2001年、青年向け漫画雑誌「ヤングチャンピオン」に作品「ミドル未熟児」を連載するなど中央で活躍されていましたが、高知県に帰郷し、2004年より現在まで高知新聞に4コマ漫画「きんこん土佐日記」を連載しており、本県出身の学生にはよく知られています。同科目ではアートをまちづくりの中心に据えることで、市民も豊かに生き、またおもしろく優秀な人々を呼び込む欧州諸都市の仕掛けづくりについても学んできました。最終講にあたるこの日、本県いの町に暮らされながらクリエイティブな人生を送られている村岡氏にアートとまちづくりについて、自身の経験や気付きを基に論じていただきました。

 学生のアートとまちづくりにかかる関心は近年高まっており、たとえば愛知県岡崎市において活動するYoutuberグループの東海オンエアについて、彼らが感性を発揮して楽しみながら行なっているまちづくりとその意義を2年生や3年生が調査しています。いの町についても昨年度、村岡氏との関わりの中で本学部の学生が調査しました。村岡氏はアートの分野においても地産地消を提唱されており、自身が県内自治体や企業とコラボされ、広報誌やスーパーで買える商品、店舗前などで作品を目にすることができる事例をこの日もご紹介いただきました。学生はこうした自律した個人がまちづくり・地域づくりにアンガジュマンすることの意義を改めて学びました。

 講演ではほかに、どこなら自分が勝負できるか、そこでどのように自分を持続可能な形で活かしていくことができるか、といったことに対する気付きの重要性なども語っていただきました。

講演後、学生からの質問に対して「スランプはありません。自分ができると信じてやっています」、「いろいろな作品、すべてが自分の思いです。ほかの人に合わせるのでなく、自分がおもしろいと思ったことをこれからもやっていきたいと思います。良さが伝わる人はその人の方から声をかけてもらえます」などと述べていただきました。本日の村岡氏の講演内容も活かしながら、友原ゼミなどではこれからもアートを通した豊かなまちづくりにかかる調査研究を行なって参ります。
            
※写真をクリックすると大きな画像が表示されます。

講演の様子 講演中の村岡マサヒロ氏の画像


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