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文化学部が日本語検定「日本商工会議所会頭賞」を連続受賞!

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文化学部は、令和3年度第2回の日本語検定(2級・3級)において全国でも優秀な成績を収め、「日本商工会議所会頭賞」を受賞しました。本学部は、同年度第1回でも同賞を受賞しており、連続受賞となります。


[受賞のことば]

 令和3年度「日本商工会議所会頭賞」受賞は、文化学部にとって前回の同賞受賞に続く連続受賞となります。担当者として嬉しさも一入で、本当に喜びに堪えません。その要因を考えてみると、以下を挙げることができるように思います。

 

 第1は、これまでの伝統の力です。振り返ると、文化学部は、平成22(2010)年度から日本語検定準会場実施を始めたのですが、その第1回で日本語検定特別賞・優秀賞を受賞しています。それ以降も、毎年6月と11月の年2回の実施を続け、平成30(2018)年度第2回までの間に東京書籍賞・優秀賞を通算5回受賞し、そして前回の令和3(2021)年度第1回で初めて文部科学大臣賞に次ぐ「日本商工会議所会頭賞」を受賞しました。また、担当委員は、毎年、各回の受検データを分析し、学生の受検指導に役立てています。近年は、日本語検定委員会から送付されるようになった指導者用資料も活用しているところです。

 

 次に、受検支援システムの力です。文化学部では、日本語検定と漢字検定を日本語の総合的な運用能力向上支援の一つに位置付け、新入生に対して3級の受検・合格、それから卒業までに2級の合格を目標に計画的な指導を行っています。例えば、学内の学習管理システムのムードル(Moodle)内に「日本語力向上コース」を設け、年間の検定日程や受検級の決め方、検定結果の連絡などを行っています。また、解答上の注意点や設問別の攻略法、四字熟語の学習法などを掲載して得点力アップを図ったり、2級合格者の合格体験記を紹介したり、学習法や心構えの重要性を伝えるなどしています。一方、国語教育、日本語教育、日本語学関係の科目では授業内容の一部に日本語検定の出題内容を盛り込むとともに、参考書として東京書籍の『スキルアップ!日本語力―大学生のための日本語練習帳』や『ステップアップ日本語講座上級』を用いた自主学習を促しています。

 

 最後に、受検機会のありがたみの痛感です。令和2(2020)年の年明けから始まった新型コロナの感染拡大の影響で、文化学部は令和2年度第1回(6月)の受検を中止せざるを得ませんでした。この受検機会の喪失、そして、もし次の第2回(11月)も検定が実施できなければ、この年度の学生は一度も受検機会がないことになるのではないかという猛烈な不安に襲われました。しかし、これが契機となって、それまで当然のこととして意識しなかった受検の機会ということの価値を学生とともに意識化し、共有したのです。それ以後は、「検定受検という貴重な機会を最大限に生かそう!」と通常より早い時期からいっそう真剣に受検準備を進めるようになりました。このことが令和3年度の第1回に続く第2回の日本商工会議所会頭賞の受賞として実を結んだもののように思われます。


 今後も、この栄えある連続受賞を新たな原動力として、文化学部生の基礎学力の一つである日本語の総合的な運用能力向上のための支援をさらに工夫して続けていきたいと考えています。

(各種検定試験委員会委員長 井上次夫)

※写真をクリックすると大きな画像が表示されます。

文化学部建物画像

令和3年度日本語検定の賞状


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