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活動報告

第34回日本看護科学学会学術集会の紹介


 高知女子大学看護学会運営委員で、書記をしております大川宣容と申します。
 「学会員から情報発信をしていこう!」という企画がスタートしました。
 第34回日本看護科学学会学術集会は「看護ケア学の構築を目指す―研究成果を臨床へ」のテーマのもと、愛知県名古屋市で開催されました。学術集会で企画されたプログラムの多くは、ケアを体系化するための方法論に関する内容や、ケアプログラムの開発、そしてイノベーションに焦点を当てたものでした。53の交流集会があり、研究成果をもたらすための研究手法に関する内容、研究成果からケアプログラムやケアモデル等の臨床で活用できるツール開発に関する内容、専門看護師(CNS)の研究成果から臨床のケア変革に取り組む内容や高度な実践の成果、臨床と教育の現場の協働などがあり、研究成果から臨床の変革、そして教育の変革を現場と協働しながらどう産み出すかを考えていかなければならないと強く感じました。
 2日目の夕方、高知女子大学看護学会会長野嶋佐由美が会長を務める日本看護系学会協議会主催の公開シンポジウム「看護系学会の看護ケアガイドライン開発の現状と展望」が開催されました。看護系学会における看護ケアガイドライン開発の現状と、開発・普及の方法およびそのポイントを共有し看護ガイドライン開発推進の機会となりました。この内容については、今後日本看護系学会協議会のホームページで公表される予定ですので、是非皆様ご覧ください。研究成果から臨床で活用できるガイドラインを開発していくことは、平成27-28年度の高知女子大学看護学会のテーマ「看護を可視化する方略」とも重なる部分があると感じました。研究成果を臨床に還元するためには、研究成果を発表し、活発に意見交換がなされることが重要です。高知女子大学看護学会も学会員の皆様に論文の投稿や査読、学会の企画を通して、意見交換の機会を提供できればと考えております。皆様のご支援をいただきながら、運営委員一同力を合わせて取り組みますので、どうぞよろしくお願いいたします。