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活動報告

世界災害看護学会の紹介

学会員から情報を発信していこう!第8弾です。
 今回は、世界災害看護学会(World Society of Disaster Nursing)の紹介です。2016年9月29日、30日にインドネシアのジャカルタで第4回世界災害看護学会が開催されます。
 世界災害看護学会は、国際レベルでの学術交友や共同研究を推進し、災害看護学の知識や実践の体系化を図ることを目的として2008年1月に設立された国際学会です。2年に一度開催され、第1回学術集会は、2010年に、阪神・淡路大震災を経験した兵庫県にて本学会会員の南裕子先生が大会長を務められました。その後、第2回学術集会は、イギリスのウェールズ、カーディフ市で2012年に「Developing and Realising the Potential」をメインテーマに開催されました。学術集会では、災害による世界の難民情勢や、災害時に求められるリーダーシップ、赤十字活動の国際的な障壁について活発な発表や意見交換がされるとともに、前年に起こった東日本大震災の支援活動を世界各国の研究者に広く発信する機会となりました。
 第3回学術集会は、中国の北京で2014年に「Disaster Alleviation, Opportunity and Development -- For the One Goal」をメインテーマに開催され、減災の視点から、様々や講演や研究発表が活発に行われました。
 国際学会では、グローバルに災害看護をより良くし、そのような視点を世界的に広めることを目指しています。また、日本における自然災害の経験が、近隣諸国だけでなく世界を先導するモデルとなることも期待されています。
 第4回学術集会のテーマは、「Nursing Contribution at Disaster Risk Management for Health: Learning from Nations」です。スマトラ島沖地震から10年以上過ぎたインドネシアで、復興までの歩みや、風水害といった自然災害による健康被害への看護活動についてなど、新たな知見や国際性を涵養する機会になるかと思います。
 学会へ関心のある皆さまは、ぜひこちらのホームページより詳細をご覧下さい。WSDN2016