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活動報告

「日本地域看護学会第20回学術集会」の紹介

今回は「 日本地域看護学会第20回学術集会」の紹介です。
今年、8月5日~6日に、日本地域看護学会の学術集会が開催されました。今回は、創設20年を記念し「地域包括ケア時代の地域看護の新展開」というテーマでした。
「一歩前に進んだ、つながり、地域ケアを創出する」というサブテーマにあるよう、行政看護、学校看護、産業看護、在宅看護の領域が、それぞれの枠を超えた取り組みを新たに創造していけるような企画や発表がされていました。
特別講演による、Kathy Magilvy コロラド大学名誉教授の講演では、「新しい地域看護への示唆」として、米国における地域包括高齢者ケアの実践と研究に関するお話しがありました。高齢化がすすむアメリカの現状をふまえ、エビデンスに基づく全包括的ケアプログラムや、ヘルスケア移行プログラムについて理解する機会となりました。
また、先生の「地域看護における実践や教育は、社会的問題に取り組む方向へ変化してきていることから、健康格差への取り組み、地域に応じた解決策を講じるような看護教育や研究、実践が求められる」という言葉が印象的であり、今回の学会参加をとおし、地域看護学教育の示唆を得る貴重な経験となりました。
文責:広報委員 小澤