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活動報告

病児保育という分野について


 私は行政の保健師として働いており,現在配属されている部署は福祉(保育)の部門です。こちらに配属され新たな知識を得たのは病児保育という世界です。
 病児保育とは,病気になった子どもさんをお預かりすることがメインの事業で,医療機関併設型や保育所併設型など様々な形態があり,スタッフは保育士や看護師が専属配置されています。児童福祉法で設置基準が定められているものではなく,行政が委託で事業実施されているものですので,県外の施設では柔軟な運用がなされているところも多いようです。
 平成30年に開催された病児保育研究大会では,病児保育は究極の育児支援と発言された先生もいらっしゃいました。子どもが病気にかかった時,親の心配や困難は計り知れません。その時の支援ができる場所として病児保育があります。保育と看護の専門性を生かした支援ができると言われています。病児保育は保育でも看護でもマイナーな分野と思われますが,興味を持っていただけたらありがたいです。

企画委員 黒岩幸枝(高知市役所子ども未来部保育幼稚園課)